『第4の明かり』
凄く印象的なフレーズだったので、ついつい記事を読んだのだけど、 非常に感慨深い記事だった。 基本的には、技術革新が進む、LED市場に関するレポート。
ITmedia ライフスタイル:人類が手に入れた第4の“明かり”――LEDの現状と将来第『4』の明かりってのは何だろう?と考える。 これまであった明かりで思いつくのは、火、ガス灯、電灯… 「LED照明推進協議会」によると、 第1世代は、たき火やたいまつ、ローソクと言った炎の明かり。 第2世代は、電球。(フィラメントって事でしょう) 第3世代は、蛍光灯。 そして第4世代がLEDということになるんだそうな。 LEDで思い出すのは、ファミコンの『スペランカー』のソフトにこれが付いていて、 (当時は発光ダイオードと呼んでいた。まぁその英語表記の略称がLEDなんだけど) 電源オンの時はこれが光る、という、いわば、お飾り、あってもなくても良い、 ていうかなんでこんなん付いてんのよ?ということなんだけど、 結局それ以降、今に至るまで、LEDってのは何らかのメッセージをあらわす、 ポイントのようなもの、でしかなかったような、気がする。フィーリングだけど。 しかし、90年代に入って、青、白のLEDが開発されて、 バックライトや携帯ディスプレイなどに応用され、かなり用途が広がってきたらしい。 (思えば、スペランカーの時代にはあの赤ぐらいしかなかったのね…) 記事では、照明としてのLEDが、2007-2010年頃に商品化できると書かれている。 LEDの何が凄いんだろう? 凄いのは…とにかく寿命。 一般的な寿命が3万時間で、毎晩使っても10年もつらしい。 すげ。 あまりの回転率の悪さに、メーカーが破綻するんじゃないか?とも思うけど でも、実現されたらいいなぁ。 正直、天井の電灯なんて、1年1回とか変えたくないもの。 値段が10倍でも、変えなくて済むんなら、そっちの方が便利じゃない? それから、さらには、色を変えられる、という機能もある。 電灯を買うときには、基本的に店頭で色を選ぶ。 白色が好きな人もいれば、暖色が好きな人もいるだろう。 でもLEDなら、白以外にも、赤、青、緑がそろってるわけで、 その組み合わせによって色を変えられるんである。 もしかして、その日の気分で室内色を変えられる日が来るのかも。 クラブや舞台の照明装置だって大革命だよな… 今は基本的に、ひとつの照明には1枚のフィルター、1色なわけだし。 同じ照射角度で色が変えられるってのは、地味だけど大きいんじゃない? 表現が変わってきそう。 とは言っても、まだ、光量を増やすことには、技術的な問題があり、 すぐには、解決できそうにない。 でも、LEDと、電灯を組み合わせた照明も登場してるらしいし、 (個人的には、電灯の光にLEDで色づけしてやればいいと思うんだが) ごく普通に流通するのも、近いかな、と。 なかなか面白い記事でありました。ライティング・フェア 2005: 人類が手に入れた第4の“明かり”――LEDの現状と将来 (1/2) LED(発光ダイオード)といえば、基板の上で光る小さな明かりか、携帯機器のバックライトというイメージ。しかし最近は、表示装置や照明器具、商用ディスプレイなど急速にその適用範囲を拡大している。東京ビックサイトで開催中の「ライティング・フェア 2005」で最新のLED照明を見てきた。 >> 記事を読む