金沢マラソン2025【完走レポートというか感想】

金沢マラソン2025
先日10/26(日)に行われた「金沢マラソン2026」に参加してきましたのでその感想を






雨の中のフルマラソンは思いのほか快適でしたが、やはりいつもの……

朝から1日中雨が降り続く中でのレースとなりました。雨の中走るのは初めてではありませんし、冬の雨に比べればだいぶマシではありましたが、それでもやはり気を遣うことは増えるし走ってると冷えてくるしでなかなか大変でした。ただ靴がずぶ濡れになったことを除けば事前に思っていたよりは不快ではなく、沿道の声援のおかげもありまして楽しく走ることが出来ました。皆さん本当にありがとうございました。


タイムとしては不本意な走り

レースとしては、完走は出来ました。出来ましたがタイムは4時間21分14秒(ネットタイム)で、目標タイムからだいぶ遅れる不本意な走りになってしまいました。

直接的な原因は、34km過ぎでやってきた脚の痛みで、今回は左の太もも前面と右の太もも付け根。32kmまでペースを作って我慢してそこからペースを上げていこうというところで、実際ペースを上げる余裕はあったのですが、脚が動かなくなってしまって36kmからは断続的に歩くことに。なんどかフォームを調整して頑張ってみたのですが改善せず、39kmから41kmまで歩いたのち、残り1kmでなぜか急にペース上げて走れるようになって最後は5分27秒/kmでゴール。

ちょっとしたフォームの不具合で痛みが出ていたのかなと今になっては思いますが、理由ははっきりとはわかりません。謎です。せめてあと3kmぐらい手前から走れていれば、4時間10分前後でゴールできたかなあと思うのですが、まあ言っても仕方ないですね。


脚が痛まずに走りきるようには出来ないだろうか

この「35km手前で脚が痛んでしまう」のはもう癖みたいなもんだと半ば諦めています。

もちろんそれでも日々試行錯誤はしているのですけど、35kmまでは全然大丈夫なので日常的なトレーニングでは起きないし、なかなかトライアンドエラーのトライすら出来ないのですよね。35km走るメニューなんて組みませんし。ただまあ今回に関して言えば、夏の間暑さを気にしてあまり長い距離を走れていなかった、最長でも21kmまでしか走っていなかったので、そのあたりで少し脚作りが足りていなかったのかなあとは思います。

例えば体重が60kg切るぐらい軽ければこんなの起きないのかもしれないのですけど、普段70kg前後あるのを60kg以下まで絞るのは正直非現実的ですし、僕と同じような体格でもまったく問題なく走り切れている人は大勢いるわけなので、何か解決する方法があるはず……あーまたリベンジするレースが増えてしまいました。


また1つずつ積み上げて行きます。なんとか50歳までにサブ4を達成したいんですよねえ、、



金沢マラソン2025についての感想いくつか

他のマラソンと比較しても仕方がないのですけど、気になった点をいくつか。

  1. スタート会場に更衣室がないのが不便だった
  2. ゼッケン確認が上手く行っていなかった
  3. ゴール後の参加賞受け取りに時間が掛かり、雨の中待たされたのは辛かった
  4. ゴール地点で腹ごしらえをしようと思っていたけれど、「今」食べられるものがあんまりなかった
  5. シャトルバスが利用しやすくてとても便利だった

1. スタート会場に更衣室がないのが不便だった

参加案内に「スタート会場に更衣室はありません。あらかじめ、走る服装に着替えてご来場ください。」と明記してあるのでそういうことなのですけど(金沢城公園内に提供できる施設がない)、雨と言うこともあり会場全体がかなりカオスな状態でした。ランナー目線で言うと、ウェアに着替えて来場することは出来ても、スタート地点でやりたいことって割とあるんですよね。

ゼッケン付けたまま長時間移動するとゼッケンが破れることもあるから直前に付けたいとか、雨降ってるからワセリン塗りたいとか、腹ごしらえしたいとか、現地の気温でアームカバー付けるかどうか判断したいとか、そういうのをやれる場所というのが全くなくて、殆どの人が近隣の庁舎の軒先に無断で入って(黙認されていました)着替えたり準備したりしていて、もう少し改善できたら良いのになと思いました。

ゴール地点の陸上競技場には十分なスペースがあったので、陸上競技場発着にしたら楽かもなんて思いましたけど、スタート後に片付けてゴールに備えるのはそれはそれで大変かもしれないですね、、


2. ゼッケン確認が上手く行っていなかった

1の影響もあるのですけど、僕が入場したルート沿いでは本来立ち入り禁止になっている「金沢広坂合同庁舎」で準備している人がたくさんいました。





まあ雨なので仕方がないと思うのですけど、それ以外に多くの人が合同庁舎の敷地をショートカットしてランナーエリアに入場していました。問題は、合同庁舎は立ち入り禁止であること前提にゲートが設置されていることで、合同庁舎の敷地を通っていくとゼッケン確認をスルーできてしまうんですね。それで実際に電子煙草をくわえた明らかにランナーじゃない男性2人がランナーエリアに入っていくのを見ましたし、くわえ煙草で着替えている男性も見掛けました。どうなってんの。

ゲートでゼッケン確認してくれていたボランティアの方たちは本当に頑張ってくれていたので、彼らの責任では全くありません。なので彼らに「ゼッケン確認ザルになってますよ」というのはちょっと憚られて言いそびれてしまったのですけど、ちょっと高いところから見てるスタッフの方なら見えてたと思うんですよね、、雰囲気的に毎年のことでなあなあになってるのかなあとも思えましたし、もうちょっとちゃんとした方が良いのでは、いっそのこと合同庁舎を準備場所として借りて、その出口にもゲート置けばいいのではなんてことも思いました。事情はあるんでしょうけれども。


3. ゴール後の参加賞受け取りに時間が掛かり、雨の中待たされたのは辛かった

これもボランティアの方たちは雨の中ほんとうに一生懸命動いてくれていて、感謝しかないのですけど、いかんせん道が狭くて。2列に並ぶんですけど、狭いので最初2人ぐらいのスタッフの方しか機能してない。案内の方が「奥でも渡していますので進んでください」と声がけしてくれるんですが、狭くて追い越して前へって出来ないんですよね。

そんなこんなで、ゴールしてから参加賞を受け取って屋根のある場所(手荷物受け取り)に入るまで15分ぐらい待ちました。雨に打たれたのもキツかったですが、走った直後に動けずに立たされるのもキツかったです。これもスペースと動線の問題があるので仕方がない部分もあるんですけど、もうちょっとなんとか出来そうなんだけどなあと、レトルトカレーと鍋用味噌とポテチを給食として受け取りながら思ってました。


4. ゴール地点で腹ごしらえをしようと思っていたけれど、「今」食べられるものがあんまりなかった

これはまあ多分京都マラソンが過剰なんだとは思いますが、ゴールしたらなんか食べられるかなとおもって期待していたんですけど、キッチンカーしかなくてしかもメニューが重いものかスイーツしかなくて、いやちょっと食べる気になりませんでした……そういうのが好きな方は良かったと思うんですけどね。いやあ。シンプルにかけうどんとかで良かったんだけどなあ。

知ってさえいれば対策 or 心構えできることなので改善してほしいとかではないんですが、シャトルバスに向かう途中に広大なスペース(産業展示館4号館は1/3ぐらいしか使ってない)があったので、そこで金沢名物を出したらいろいろ捗るんじゃないかなーとか。今食べられない味噌よりは、テイクアウトの味噌鍋にして販売した方が効果的かなとも。


5. シャトルバスが利用しやすくてとても便利だった

ゴール地点が金沢駅から遠くてどうしたもんかな、4kmぐらいなら歩くかなんて思っていたんですけど、シャトルバスに思いのほかスムーズに乗れてとても便利でした。

1点だけ大丈夫かなと思ったのは、バス車内で低血糖かな、体調を崩された女性がいて、周りにいた中国人ランナーと家族の方が助けてくださったのですけど、金沢駅に着いてからもしばらく動けず、金沢駅にはマラソン運営のスタッフの方はいなくてバスの関係者およびバス案内のボランティアの方しかいなかったので、割とどうしようみたいなことになってました。

フルマラソンなので、そういうことも起こりえますし、何か備えがあった方が良かったかな-と思いましたけど、でも救護ボランティアの方にどこまで担当していただくかってのも限界がありますしね、正解はちょっとわからないです。



感想とまとめ

ボランティアの方たち、沿道で応援してくれる市民の方たちのおかげで、あいにくの雨でしたがとても楽しく走れました。個人的に後半7km脚が痛んだこともあって楽しめない時間もありましたが、それまではタイムが伴わなくても楽しいなーと思って走ってました。バイパス高架やトンネルを走るのも珍しかったですしね。本当にありがとうございました。

ランナーとしては完璧な準備をして臨めたとは言えず、タイムもかなり物足りないものになりましたが、うーん。最低限はクリア出来たといってしまっていいのかどうか。数字だけ見たらそう言えなくもないけれど、本音で言うと1メートルも歩かずに走り続けてゴールしたいんですよね、、そういう意味ではあんまり上手く行かなかったかな。


金沢マラソン2025を走ってる段階では京都マラソンには参加出来ない予定だった(2日前に落選通知が来てた)のですが、追加募集があって参加出来ることになりました。アップダウンがキツい京都マラソンで自己ベストが出せるとは思ってませんが、金沢マラソン2025の反省を同一シーズン内で活かせるのはチャンスです。なんとか挽回したい。

今年の年末年始は走り込みの日々になりそうですね、、怪我しない程度に頑張ります。