今まで史上一番準備してる2025
前回、京都マラソン2024の直前の記事がこちらです。「京都マラソン2024」展望
いやあほんとそうで、試しにこれまでのフルマラソンの時の直前の走行距離とタイムを調べてみたところ、前回はきちんと準備するようになった京都マラソン2018以降で最も少ない距離でした。京都マラソン2018の半分しか走ってない。
レース3ヶ月前走行距離とタイム
レース名 | タイム | 3ヶ月前 |
---|---|---|
京都マラソン2016 | 4:56:13 | 28.20km |
京都マラソン2017 | 4:41:16 | 31.80km |
京都マラソン2018 | 4:11:53 | 414.90km |
京都マラソン2019 | 4:10:08 | 491.30km |
神戸マラソン2019 | 4:23:38 | 370.20km |
京都木津川マラソン2020 | 4:00:17 | 563.46km |
京都マラソン2023 | 4:14:30 | 531.46km |
京都マラソン2024 | 4:58:54 | 206.19km |
京都マラソン2025 | 735.69km |
京都マラソン2023のようなこともあるので、走り込めば走り込んだだけタイムが良い ―― とは行かないところがなかなか難しいところですが、少なくともあんまりきちんと走り込めていないレースでは思ったような結果は出ていません。神戸マラソン2019とか、京都マラソン2024とか。初フルマラソンからの2回(京都マラソン2016、京都マラソン2017)もそうですね。直前3ヶ月で400km以上走り込むというのは最低限のレベルだと言えそうです。
翻って今回を見てみると、なんというか735.69kmも走ってます。前回の3倍以上、京都マラソン2023の1.5倍。自分でもめっちゃ走ってんなーとは思っていたんですけど、まさかここまでとは。ただ、範囲を3ヶ月から6ヶ月に広げてみるとちょっとまた違う見え方があって。
レース6ヶ月前走行距離とタイム
レース名 | タイム | 3ヶ月前 | 6ヶ月前 |
---|---|---|---|
京都マラソン2016 | 4:56:13 | 28.20km | 77.60km |
京都マラソン2017 | 4:41:16 | 31.80km | 41.60km |
京都マラソン2018 | 4:11:53 | 414.90km | 516.00km |
京都マラソン2019 | 4:10:08 | 491.30km | 1020.80km |
神戸マラソン2019 | 4:23:38 | 370.20km | 730.90km |
京都木津川マラソン2020 | 4:00:17 | 563.46km | 933.66km |
京都マラソン2023 | 4:14:30 | 531.46km | 978.09km |
京都マラソン2024 | 4:58:54 | 206.19km | 412.17km |
京都マラソン2025 | 735.69km | 974.98km |
今回、様々な事情(仔犬の成長や怪我の回復など)でランニングを再開できたのが夏以降なので、6ヶ月というスパンで見てみるとあんまり走り込めていません。京都マラソン2023の方が距離を走れていますし、京都マラソンのPBを出した京都マラソン2019では1,000kmを越えています。オフシーズンのうちからきちんと準備してきたからこその結果であり、その部分は今回足りていません。不安要素。
ただ……実際のところのはなしで言うと、オフシーズン(特に夏)頑張りすぎてしまった年ってだいたい夏の終わりか秋の始めに怪我してるんですよね。京都マラソン2019や京都マラソン2023で思ったより追い込めなかったのも怪我のせいでしたし、どっちが良いかというとなんとも言えません。オフシーズンのトレーニングについては、涼しいときに短め走って補強運動などに重点をと書いているテキストもあるぐらいですし。今回の結果がでその辺の影響が見えてくるかもなあと思っています。
加えて大事なのが体重
僕はかなり体重の増減が激しいのですが、それもまた結果に影響を与えてしまっています。表に体重を追加してみます。走行距離と体重とタイム
レース名 | タイム | 3ヶ月前 | 6ヶ月前 | 体重 |
---|---|---|---|---|
京都マラソン2016 | 4:56:13 | 28.20km | 77.60km | 76.0kg |
京都マラソン2017 | 4:41:16 | 31.80km | 41.60km | 69.4kg |
京都マラソン2018 | 4:11:53 | 414.90km | 516.00km | 68.9kg |
京都マラソン2019 | 4:10:08 | 491.30km | 1020.80km | 68.7kg |
神戸マラソン2019 | 4:23:38 | 370.20km | 730.90km | 72.6kg |
京都木津川マラソン2020 | 4:00:17 | 563.46km | 933.66km | 71.4kg |
京都マラソン2023 | 4:14:30 | 531.46km | 978.09km | 69.9kg |
京都マラソン2024 | 4:58:54 | 206.19km | 412.17km | 74.9kg |
京都マラソン2025 | 735.69km | 974.98km | 68.8kg* |
これを見ると京都マラソンで比較的良い結果を残している時はどちらも69kgを切っています。まあ、初マラソン(京都マラソン2016)の時の体重76kgってお前なめてんのかって感じですが、しかし前回の体重も74.9kgだったわけで、そりゃあお前そういう結果が出るよという感じ。奇しくもほぼ同じ結果ですしね。
走行距離と同じように必ずしも軽ければ軽いほどタイムが良いというわけではないようですが、走行距離を合わせて考えるとこの2つの要素を揃えるとかなり良い結果が期待できそうではあります。今回は執筆時点で体重が68.8kgと既に69kgを切っており、コンディショニング重視で軽くなるメニューの中でバカ食いでもして激太りしない限りは、当日もそれぐらいの体重で臨めるのではないかと。
ただし体重の減らしすぎに注意
追い込み時の「ビルドアップ25km」「ビルドアップ30km」で思ったような走りが出来なかった(共に残り5kmでリタイア)と書いたのですが、実はその時の体重は今よりももっと少なかったんですよね。追い込みで随分減量が進んだんだなと呑気に考えていたんですけど、今思えば減った2kg分は恐らくそのまま水分であって、2kg分の水分を失ったまま30km走ろうとすればそれは途中で息切れするよという。足が攣るとか筋肉痛とかそういうことではなしに、体が重くなって動かなくなり最終的には目眩までしてきたので、恐らく脱水症状。途中で諦めたから良かったものの、アレで無理してたらしばらくダメージが残ったかも知れません。危なかった。「1kg減らすと3分タイムが縮まる」なんていって体重は割と神経使うところなのですけど、鍛えきってる人ならともかく僕らみたいなアマチュアランナーがそれを急にやるとそれは単に水を絞ってるだけなので、気をつけないといけないですね。その後水分と栄養を十分に摂った上での20km走は余裕を持って走れましたし、僕の今のベスト体重はこのあたりなのかなと思います。失敗しなかったら同じような状態で当日を迎えていたかも。ある意味ラッキーでした。
長くなったので続きます。次はメニューをしっかりこなしたぜ、の話。