【ドル円】いつのまにやら(また)152円台(執筆時点で1ドル152円47銭)

すごい勢いの円安のイラスト
書くタイミングが遅すぎてあんまり連続した記事になってませんが、最近少し円高になってたんですよね






理由が全然わかんないんですよね

8月から9月にかけてだいぶ円高に振れつつあった為替相場ですが、政局から10月に入って総選挙というはなしになって俄然円安の傾向が強くなってきています。1ヶ月半で12円も安くなってます。





中でも今日は一気に150円台に乗せてきました。急な円安の原因はよくわかりませんが、アメリカ大統領選挙の影響もあるという話もあります。


[東京 23日 ロイター] – ドル/円は23日午後、152円前半に上昇した。トランプトレードに備えるような米金利上昇、ドル高の流れが継続し、心理節目を上回った。米10年金利はアジア時間の取引で4.23%台に上昇している。
152円は昨年や一昨年の高値のほか、為替介入があった水準でもあるが「いったん上回った水準でもあり、高値警戒感はさほど高くなさそうだ」(国内銀トレーダー)との見方が聞かれる。
ドル/円は152円に乗せた後、一時152.24円まで上値を伸ばしている。

ドルは一時152円前半に上げ拡大、米金利上昇・ドル高の流れ継続 | ロイター


基本的にはアメリカの景気が良く、経済が強いから?


あえて端的に言うならば、足元のドル円上昇は、市場の見通しの変化によるところが大きい。米国経済が想定外に強いことから、市場参加者による米連邦準備理事会(FRB)の大幅な利下げに対する期待が修正され、ドルが買われたのだ。もう少し丁寧に解説すると、もともと米国経済は堅調であるにもかかわらず、市場参加者の利下げ期待が大きすぎたと言える。

(中略)

7、8月の雇用関連のデータの弱さが、FRBの大幅利下げにつながり、市場参加者の予想も大きく下方修正されたのである。しかし、10月以降に発表された9月の雇用統計はじめ多くの米経済指標が強かったため、大幅な利下げ観測は後退。見通しは再び修正された。

(中略)

今後仮に強い米経済指標が続けば、さらなるポジション調整が促され、ドル円の短期的な上昇余地は、予想外に大きくなる可能性もあるため注意したいところだ。目安としては200日移動平均線が位置する151円36銭付近か。8月初旬に同水準を割り込んでからしばらくドル安・円高トレンドが続いたが、同水準を上抜ければ、またしばらくの間ドル高・円安トレンドが続く可能性もあり得る。

コラム:ドル円相場を直撃、市場予想急変の裏に3つの要因=尾河眞樹氏 | ロイター



値動きが激しいのは安全通貨ではなくなったからという話も

三井住友信託銀行米州部 山下慎司氏 「かつて日本円はボラティリティー(変動幅)が非常に低い通貨だった。今は、ほかの先進国と比べると、金融政策が周回遅れとなっていることや為替介入なども行われたことで、よくも悪くも投機筋を含めた市場の注目が集まり、1日に何円も動く状況が続いている。そういう意味でフラジャイルになっている」

円乱高下 「フラジャイル」な通貨に!?【NY発経済コラム】 | NHK | マーケットコラム

アメリカ経済や日本の政治状況を背景に、振れ幅が大きくなる円相場。

ウォール街の市場関係者からは「日本円が『フラジャイル』になっている」という言葉も聞かれるようになっています。

英語のfragileとは「壊れやすい、脆弱な、不安定な」という意味です。

金融界では「フラジャイル通貨」という言葉があります。

FRBの金融政策によって下落が進みやすい通貨を指すもので、2013年にアメリカの金融大手、モルガン・スタンレーが、ブラジルレアル、インドルピー、インドネシアルピア、トルコリラ、南アフリカランドを「フラジャイル5」と命名。

高インフレや経常赤字といった経済構造に問題を抱え、通貨下落が進みやすいという意味でこうした名前がつけられたといいます。

命名から10年余りがたち、新興国の経済状況も大きく変わっているうえ、さすがに主要通貨である日本円が「フラジャイル通貨」に分類されることはありませんが、新興国の通貨並みに変動幅が大きくなっているという指摘は出ています。

円乱高下 「フラジャイル」な通貨に!?【NY発経済コラム】 | NHK | マーケットコラム


リスクが高まったときに変われる通貨のことを安全通貨と呼びますが、今の円はそれでもなく、どちらかというとリスクの高まりで簡単に売られてしまう通貨になってしまったという印象です。もちろん金利差などを理由とした投機的な動きもあるので、一概に日本の経済が動向という話でもないのですが、、



衆議院選挙後は円高になるってほんとに?

混沌としているときには色んなことを言う人がいて、もちろん一定数の人は予想が当たるわけですけど、しかしなあ。


[東京 22日 ロイター] – 27日の衆院総選挙に向けて、外為市場で緊張感が高まってきた。政治資金問題を抱える自民党の議席減は広く予想されているものの、世論調査で自公の過半数維持が微妙な情勢と伝わったことで、結果次第で政局の不安定化や先行き不透明感が強まり、株安やリスク回避の円高が急速に進むのではないかと警戒する声が出回り始めた。

(中略)

仮に与党が過半数を割り込むような事態となれば「想定外の結果を受けて市場が一時混乱に陥り、保有リスク量の削減に向けて株を売り、円を買い込む動きが強まるおそれがある」(外銀幹部)との声も上がっている。

(中略)

ふくおかフィナンシャルグループ・チーフストラテジストの佐々木融氏は、与党の議席数が過半数を割り込めば、目先は政治的な混乱を嫌気する形で株安と円高が一時的に進む可能性が高いとみる。
しかし「政局混乱は日銀の金融引き締めを遅らせることになり、政策もポピュリズム色の強いばらまきが加速しかねない。結果的には円安へ振れるのではないか」と分析している。

アングル:衆院選後の円急騰リスク台頭、自公過半数割れで混乱警戒 | ロイター


1行で書くと、


円高もしくは円安になる可能性がある


つまり、わからんってことですよね……


選挙の結果がどうなるのかもさっぱりわかりませんが、ごくわずかに株式と投資信託を買ってるだけの弱小投資家としては、予測して回避するなんて芸当は出来そうにありません。幸い、値動きによって借金を抱えるようになるような投資の仕方はしてないので、せめて「何が起きても折れない心」でいたいかなあと思っています。ほんとどうなるんでしょうね。