「内閣支持率」のグラフを更新しました。(2024年10月のデータを掲載)

国会議事堂
内閣支持率のグラフを更新しました






使用データ

NHK世論調査 内閣支持率 | NHK選挙WEB



内閣支持率



滑り出しはやや低めな44%

最近ブログの更新が滞っておりましてリアクションもだいぶ遅れましたが、皆さんご存知の通り岸田内閣に代わり石破茂内閣が発足いたしました。

これまでの内閣を振り返ってみると、小泉純一郎さんの時はなんと81%、第二次安倍さんの時で64%、ぐだぐだな鳩山内閣の後を受けた菅直人さんの時でさえ61%と、新内閣の最初の支持率というのは大体において「ゲタ」を履いている(ご祝儀とも言われる)もんなんですけど、石破さんの支持率は44%と過半数割れでのスタートとなりました。まあこれだけ自民党に逆風が吹きまくっている中で、総裁になる前と後とで言ってることがだいぶ変わってるとか選挙どうすんだとかゴタゴタしてるのを見ると、「大丈夫なの?」と思われてしまうのも無理はないですよね。なんか大丈夫じゃなさそうだし。

言ってることが変わってることについては、恐らく石破さんの信念自体は揺るいでないとは思うのですけど、やっぱりね、与党の真ん中に入って政治を動かすとなると、党内野党で好き勝手言ってた論理そのままを押し通せるわけもなく、最初はやんわり妥協しつつ徐々に自分の信念を浸透させていくというスタイルにならざるを得ないんだろうなとは思うんですよ。しかも首相はそれを口に出して発表しなくちゃならないんで、まあこういう見え方するよねえと思うし、本気で総裁になるつもりだったならもう少し妥協の余地を残した主張をしておけば良かったのにねとも思うんですけど、まあ、石破さんが総裁になったこと自体びっくりなので仕方ないのかも知れません。本人も慌ててたりして。


石破内閣は短命で終わるかもなんて言われていて、確かに選挙で圧倒的に負ければ(自公で過半数割れとか)そういうこともあるかも知れませんけど、選挙で負けたら負けたでそんな酷い状況の総裁に誰がなりたいと言うんだということもありますし、案外引き続き石破さんがやっていくということになる可能性もあるんじゃないのかなとも思います。負け戦は負けるまでやれ的な。

ま、ともかく選挙ですね。選挙で自民党がどれぐらい負けるかで変わるんでしょう。石破さんの運とか運命とか試されてる気がします。さてどうなりますかねー。


外交を上手いことお願いします

ちなみに石破さんに対してリクエストがあるとすれば、安倍さんと岸田さんが10年ぐらいかけて築いてきた日本の外交をぶち壊すようなことだけは止めてねってことでしょうか。ヘタするとアメリカとも中国とも喧嘩しそうな勢いなのでそこだけはちょっと心配しています。



政党支持率




選挙だ!ということで例によって「支持なし」がぐぐっと減りました。そして6月に底を打った自民党の支持率がじわりと戻してきています。ただなんか聞くところによると、議席数の多い都市部での自民党支持率が随分低いらしいので、この支持率上昇はあんまり当てにならないのかも知れません。比例には好影響かも知れませんけども。



政党支持率(野党)




選挙です!ということで一部政党の支持率に動きがありました。


支持率を伸ばしている政党

まず一番目がいくのはやはり大チャンス到来の立憲民主党ですかね。相変わらずちゃんとしてる人としてない人の差が凄い印象がありますが、野党第一党としての役割をきっちり果たして頂きたいと思っています。当然皆さんもそう思ってらっしゃるようで、2ヶ月連続で大きな伸び。このまま支持率15%ぐらいまで行ったらいろいろ面白くなるんじゃないかと思うんですけど、議員数が増えたら質がさらに薄まりそうでちょっと心配ではあります。

そのほか国民民主党、れいわ新選組、参政党、その他の政治団体(恐らく日本保守党など)が支持率を伸ばしています。全部足しても立憲民主党より少ないぐらいではあるんですが、色んな思想を持った人たちの受け皿がこんだけ乱立してかつ支持されているかと思うと、ちょっとアレな感じではありますね。あ、国民民主党は違うけど。それぞれ議席を獲得するのは確実でしょうが、それぞれどれぐらい獲得できるのかなかなか見ものです。楽しみです。


支持率を伸ばせていない政党

これらの政党に対して対照的に全く数字を伸ばしていない政党が2つ。日本維新の会と共産党です。

日本維新の会については、これまでも定期的に同じ動きを繰り返してきているのですが、今回もやっぱり身内のあれこれだとか、兵庫県知事のアレだとかで、非自民の受け皿になれなかったという印象が強いです。もちろんまだまだ野党の中では支持されてはいるのですけど、関西以外は全滅という話もあり、なかなか地方政党から大きくなるのは難しいみたいですね。

もう一方の共産党に関しては、、まあそもそも政権交代とは関係のない政党ですし、これまでも選挙だからと言って数字が動いてきたこともないので通常運転と言えば通常運転です。今回の急な総選挙で良かったなと個人的に感じていることは、準備期間が短かったことで共産党の選挙カーの宣伝を聞く期間が短かったことです。選挙の実施が決まると共産党は、公職選挙法とか完全無視して選挙カーで候補者の名前を連呼し始めるので、ほんと迷惑なんですよね。選挙活動したところで決まった人にしか刺さらないんだから少し静かにしといてくれよといつも思います。まあ、そうやって騒ぐのが存在意義でしょうから、無理なんでしょうけど。



投開票は10/27。来週にはもう結果が出るんですね。さてどうなることやら。



以上、今月の内閣支持率、政党支持率まとめでした。