「内閣支持率」のグラフを更新しました。(2021年5月のデータを掲載)

国会議事堂
内閣支持率のグラフを更新しました。



使用データ

NHK世論調査 内閣支持率 | NHK選挙WEB



内閣支持率



40 → 38 → 40 → 44 → 35


支持率がた落ちですね。当たり前だ。


支持率調査で行われている「その他の質問」を見ても、国民が新型コロナウイルスに対して大きな不安を感じている一方で、政府の動きに不満を持っているというのがありありと出ています。緊急事態宣言に対する評価は「効果がある」が上回っていますが(56%)、政府の対応への評価は「あまり評価しない」「全く評価しない」合わせて63%、「大いに評価する」「ある程度評価する」の33%の倍近くになっています。単純にいつまで経っても収束しないということだけではなく(それについては必ずしも政府の責任だけではないし)、ワクチン供給の遅れだとか、システム構築が出来ていないことだとか、オリンピックについてきちんとした見解を示さないとか、日本あるあるの「将来に対する見通しを誰も発表しない」という状況に国民ががっかりしているというのが現状かなと。菅さんの会見見たって希望湧いてこないもんなあ。


政治的にはワンイシュー的に新型コロナウイルス一色になるのはどうなのかとも思いますけど、でも実際それが今一番大事なことでもあるので、その対応で支持率が上下しても仕方がないかな。ただこのワンイシュー、野党としては与党に代わって問題解決を主導する……みたいなことが出来ないんですよね。独自の資金とコネクションでワクチンを大量に買い付ける、みたいなことも出来ないでしょうし。政党全部負けで最終的に自民党が「ラストマン・スタンディング」みたいなことになるのかなあ。夢も希望もねえなあ。


菅さんは全然支持してませんけど、残念ながら今しばらく首相の座にいるのは菅さんなので、もうちょっとしっかりやってくれと切に願います。僕が中国だったら「ずっと菅さんで良いよ」って言いたくなるような状況ですけどねえ。なんとかならんのですかねえ。






政党支持率



今月も目立った動きは特になさそうです。敢えて言うと自民党が支持率を下げていることぐらいでしょうか。


日本の政党の動きを見ていると「政権交代」なんかほんとに起きるのかなという気がしないでもないですが、それでも直近では2009年9月に実際に政権交代が起きているわけで、不可能ではないんですよね。ただあのときは自民党側に明らかな不手際があり、麻生さんがあたかもパブリックエネミーかのように吊し上げられ(口調が横柄だから仕方ないんですけど)、そういった感情的な雰囲気の中で非自民として民主党が支持を伸ばした……そんな背景だったように記憶しています。今の菅さんもまあ、支持を失うという意味では負けていませんがさすがにパブリックエネミーまでは行かないので、立憲民主党としても政権交代までは難しいかなあ。せめて立憲民主党以外に頑張ってる野党があと1つか2つあればいいんですけど、比較的保守寄りの維新の会と独立志向の高い共産党を除けば、あとは旧社会党から立憲民主党を引いた残りとポピュリズム政党しかないわけで、とてもじゃないけど連立して政権打倒ってのも難しい。公明党でも寝返ればわかりませんけども……


恐らく今年中にあるであろう次の選挙では、大きく何かが動いたりするんでしょうかね?政権を取れないまでも大きく議席数を伸ばせば、注目度が高まり、政権奪取の弾みになるかなと思うんですけども。案外あっさり、旧社会党よろしく政権側に抱き込まれちゃったりして。枝野さん見てるとあり得ないよねとは思いますけども。


今月はこの辺で。