マジで米がなくて思い出すのは「1993年米騒動」

自然災害の心配をする米農家のイラスト
取り付け騒ぎみたいなもんだろうとは思うんですが






地震の影響もあって米がない

我が家は基本自炊ということもあって夫婦2人で1ヶ月に12~3kgぐらい米を消費します。そろそろ我が家の米がなくなりそうだっていうんで近くのスーパーに買いに行った結果、米売り場がこんなことになってました。







ファッ!?


どうやら元々令和5年産が不作気味で足りていなかったところへ、地震の影響で「買っておかなきゃ」という需要が発生したからのよう。


全国的に記録的な暑さとなる中、コメ不足が深刻です。 6月末までの全国のコメの在庫量は、過去25年間の中で最も少なくなっていて、新潟県内のコメ農家や卸売り業者にも不安が広がっています。こうした中、海外産のコメを取り扱うところも出ています。

新潟市北区でコメの卸売りなどを行っている「星山米店」では例年、倉庫いっぱいにおよそ240トンあるはずのコメが、今年はもうおよそ10トンに…。

米不足が深刻で『令和の米騒動?』在庫量が過去25年で最少に…販売店にも農家にも“米がない” ベトナム米の取り扱い始める店も | TBS NEWS DIG (1ページ)


いやー日本人は何にも学びませんね。近所のイオンでは恐らく老夫と2人暮らしのおばあちゃんが米5kgを2袋買おうとしているのを見ましたが、いやあなた籠城でもするの?と言いたくなります。そもそもばあちゃん2袋も持って帰れないだろ、、、5kg1袋でも無理だろ、、、



そして思い出す「1993年米騒動」

そんな名前付いてたんだってWikipedia見て初めて知りましたが、1993年にも全国的に米が不足して海外から急遽輸入する騒ぎとなりました。


1993年米騒動(1993ねんこめそうどう)とは、1993年(平成5年)の日本における記録的な冷夏に起因する米不足現象の総称。同年後半から翌1994年前半にわたって騒動が長期化した。

「大正の米騒動」と呼ばれる1918年米騒動に対して、「平成の米騒動」とも呼ばれる[1][2][3]。

1993年の記録的冷夏は、20世紀最大級ともいわれる1991年(平成3年)6月のフィリピン・ピナトゥボ山(ピナツボ山)の噴火が原因で発生したと考えられている[4]。夏の気温は平年より2度から3度以上も下回った[5]。

1993年米騒動 – Wikipedia


印象的だったのは、無理言って米を回してもらったタイ米に対して日本国内の評価が酷かったこと。当時タイで生産されていたのはほぼインディカ米だったこともあって、パサパサしてる、不味いだのと失礼なことを言う国民が続出。廃棄する人まで現れて社会問題になりました。そんなに嫌なら食べなきゃ良いだろ、、、お前にはパンもうどんもあるぞ。


最近はタイ料理やインド料理への理解も深まり、ジャスミンライスやバスマティライスに代表されるインディカ米も調理方法や食べ方が広く共有されるようになったので、今広く流通したとして当時ほど悪くいわれることはないだろうと思うんですけど、それでも普段食べ慣れてない高齢者の人とかが食べるのは無理だろうなあ。



令和6年産は今のところ順調とのこと

気になる今年のコメの生育については、「今のところ順調だ」ということで、8月末には収穫が始まる予定です。

米不足が深刻で『令和の米騒動?』在庫量が過去25年で最少に…販売店にも農家にも“米がない” ベトナム米の取り扱い始める店も | TBS NEWS DIG (1ページ)


というわけなので多分来月の今頃には騒動は収束し始めているでしょうし、あと1ヶ月ぐらいの辛抱です。つまり今、ご家庭の消費量を上回るほど大量に米を買いだめした人は、高い金出して余計な米を買っただけで特に良いことはありません。米がなくなったらそうめんとパスタ食って生きていけば良いんだし、そんなに必死になるほどのことでもないですよ。冷静になりましょう。


……とか言いつつ、僕もきっちり10kg米買ってるんですけどね。これでギリギリ新米が出回るまで行けるかな?家には玄米のジャスミンライスもあるからたぶん大丈夫。ダメそうなら外食増やせば良いんじゃないかな。うん。