電子書籍はやっぱり便利
iPadを購入以来、電子書籍を買う機会がかなり増えました。週刊ビックコミックスピリッツを定期購読している(ただしAmazonへの入荷はなぜか水曜日ぐらいになるようなのでオンタイムで読みたい人は注意)ほか、新しく買うシリーズについては電子書籍で買っていこうかなと思っています。iPadひとつ持って布団に潜り込んでいろいろ読めるのはやっぱりすごい便利です。Kindleでも「定期購読」が出来るんですね → 電子書籍をKindleに集中させることに
もちろんメリットだけでなくデメリットもあって、簡単に書くとこのあたり。
- 貸し借りが難しい(端末ごと貸せば可能ではあるけどあんまり現実的ではない)
- 中古が存在しないので購入時は常に新品価格
- 当然、読まなくなった書籍の買い取りもない
- プラットフォームがなくなった場合、資産が全てなくなるリスクがある
カジュアルに「この万が面白かったよ、読んでみる?」が出来なくなるのは、電子書籍だから当たり前だけど、家族間のコミュニケーションとしてはちょっと寂しいものがあるよねという感じです。もちろん端末ごと貸せば不可能ではないけれどその間読めなくなるし、例えば、
- 生計を同一にする家族アカウントを登録
- 家族アカウントに対して閲覧権を一時的に譲ることが出来る(期間及び回数の縛りあり)
とかいうことが出来るともっと良いのになと思うけれど、権利的にそれOKなのかよく分かんないしサービスとして実現することはないでしょうねえ。仕方ない。
いしいひさいち先生の古い書籍があってですね
そんなデメリットはありますけど、それを踏まえてもやはり電子書籍は便利です。僕が大好きな漫画家いしいひさいち先生の作品は、多作な方ですが恐らくほとんど読んでると思います。ただそのほとんどは父の所有であり実家にあります。そういえばあれ、久々に見返したいなと思っても手元にはないし、連絡して送ってくれというのもなんかあれだし、結局読めないまま数年。「タブチ君」(初期の大判全3巻のやつ)なんかは古本屋で偶然見つけて買えましたけどそんなことも滅多にないし。
そんなこんなで諦めてたんですが、Kindleのオススメを見てたらなんか妙に古い書籍がオススメされてきてマジかってなりました。これ載せてわかる人がどれだけ要るかわかりませんけど、こんなん電子書籍化してんの凄すぎん?
全2巻で2冊とも電子書籍化されてます。どっちも名著です。フィジカルな方の出版は1985年。
そんでなぜかわかりませんが、これだけなんですよ。フィジカルな作品はチャンネルゼロなのに対し、電子書籍は潮出版社。色んなところから出てるので権利的に面倒くさそうですが(あとコンプラ的にも面倒そうですが)、頑張って電子化してほしいなあ。
「となりの山田君」は電子書籍化されてるけど「ののちゃん」は電子書籍化されてないとかいろいろあるので、これからかな。「Oh!バイトくん」の電子書籍化は資料としても貴重でしたね。
個人的には「スクラップスチック」シリーズとか「ドーナツブックス」シリーズとか超嬉しいんですけど、どうだろうか。電子化されたら少なくとも僕は全部買います。売れるかどうかは知りませんが、、
ちなみに近年のインディ作品は電子書籍でも
いしいひさいち先生は最近は自費出版で出されることが多いんですけど、そちらは電子書籍化もされてます。いまKindleで読めるのは「ROCA」と「ドーナツボックス」シリーズかな。「ROCA」(本編1冊、エピソード集1冊)はフィジカルで買ったけど、電子書籍でも買いました。良いですよね。自費出版して手売りするよりも取り分は減るでしょうけど、売りやすくなるのは良いですよね。ファンとしてはありがたい限りです。良い時代になったなあ。