新型コロナウイルスで倒産
そんな京都セントラルインさんですが、新型コロナウイルスの影響をもろに受けて2020年4月に休業、のち事業停止を決定。(株)京都セントラルイン(京都市下京区四条通寺町東入ル二丁目御旅町30、設立2004年9月、資本金1,000)は4月29日に事業を停止し、事後を弁護士に一任した。
京都河原町「京都セントラルイン」新型コロナ関連倒産 | HotelBank (ホテルバンク)
同社は阪急・京都河原町駅の最寄りに立地するビジネスホテル「京都セントラルイン」(京都府京都市下京区四条通寺町東入二丁目御旅町30番、138室)を経営していた。
(中略)
2020年に入ってからは新型コロナウイルス感染拡大で、インバウンド・国内観光客が激減。ホテルを4月21日より臨時休業していたが、今後の見通し難から4月29日を以てホテルを閉鎖し、今回の事態となった。
負債総額は1億8,000万円。
運営会社の株式会社京都セントラルインのその後を追っている記事はありませんが、国税庁のデータベースで法人を検索した限りでは最終的には清算・解散となった模様です。なんということだ……
法人番号
株式会社京都セントラルインの情報|国税庁法人番号公表サイト
1130001025676
商号又は名称
株式会社京都セントラルイン
本店又は主たる事務所の所在地
京都府京都市下京区四条通寺町東入2丁目御旅町30番
状態
登記記録の閉鎖等(清算の結了等)
事由発生年月日:令和3年4月23日
最終更新年月日
令和3年6月7日
しかし……ホテル「京都セントラルイン」は現存しています
経営会社の解散でホテルがなくなったか?というと実はそうではなく、同名のホテルが現在も同じ場所で営業しています。公式サイト(https://www.kyotocentralinn.com/)を見ると現在の運営会社は「株式会社ワンネス京都」となっています。つまりホテル運営をしてきた会社が株式会社京都セントラルインからホテル事業を買い取ったということなのかな?と思ったんですけど、よくよく調べると株式会社ワンネス京都が設立されたのは2020年7月であり、本社所在地は京都セントラルインと同じ。
つまり、、事業を継続するために設立された会社が事業を継承しているってことになりそうですね(関係は不明)。であれば中身がさほど変わらずサービスも維持されてるのも理解出来ます。なるほど。
基本的には低価格帯ホテルです
広いわけでもなく豪華というわけでもなく、家族も受け入れるビジネスホテルといった体です。ただ立地的に大規模な改装は難しそうですし事業停止の根本的な理由だった「低収益性」の改善はなかなかな大変そう……大丈夫かな。株式会社ワンネス京都さんの先行きが心配です。それでも立地はものすごく良いので新型コロナウイルスが落ち着いてさえいれば常に満室になるホテルだとも言えるんじゃないかと。経営母体の変遷はあったにせよ、元気に営業してくれているのは嬉しいですね。頑張って欲しいです。
次回はこれまた現在も元気に営業されている岡崎公園近くの「京都トラベラーズ・イン」さんです。