【パソコン昔話】僕の思い出のフロッピーディスクは5.25インチ

Sim Coty Classic
少し前に例の4,630万円騒動で「フロッピーディスク」が注目されていました。まだ現役で使ってるところあるんだなあ……扱い方によってはCDやDVDより長持ちするしUSBメモリよりなくしにくいし無しではないんじゃないかなとは思うけど、でもそれで運用してますっていわれるとそれはそれで「お、おう」ってなるよなあ。今どきフロッピディスクを扱えるパソコン使ってるのもどうなのって感じだし(一応、外付けドライブは今でもあるみたいだけど)






ところで、どれ?

それはそれとして、ITmediaでこんな記事がありました。


ただ、この記事でちょっと突っ込みたいのが、どのフロッピーディスクかってところなんですよ。

FD・おぼえていますか あなたのフロッピーは何インチで何フォーマット?:ヤマーとマツの、ねえこれ知ってる?(1/3 ページ) – ITmedia NEWS


うむ。


2HD、2DDとで容量の違いがあって、PC-9801だと2HDは1.2MB、2DDは640KBで、DOS/Vマシンだと1.44MB、720KBだとか、98でもMS-DOSのフォーマット時に/9オプションを付けると720KBになってPC互換機やMacとやり取りしやすくなったりとか、Macの2DDは800KBだとか、98の1.2MBフロッピーを読み書きするドライブがMac用に出ていたりとか、DOS Mounterとか……。ああ、止まらない。

 いや、そういう問題じゃなくて、そもそもこれは3.5インチなのか5インチ(5.25インチ)なのか8インチなのかというところです、ツッコミどころは。PC-9801だけでもこの3種類が使われていたので。

FD・おぼえていますか あなたのフロッピーは何インチで何フォーマット?:ヤマーとマツの、ねえこれ知ってる?(1/3 ページ) – ITmedia NEWS


そうそう。一般的に「フロッピーディスク」といったら3.5インチだろうなとは思います。








でも単純に「フロッピーディスク」といった場合、実は色んな種類があるんですよねえ……いや、「あったんですよね」かな。




https://ascii.jp/elem/000/004/088/4088420/ から引用)



「左から8インチ、5.25インチ、3.5インチのフロッピー、そしてクイックディスク」。大きいほど容量が大きいかというとそういうわけではなく、一般的な3.5インチフロッピーディスクが1.44MBなのに対し8インチフロッピーディスクは最大で1.2MB。


8インチFDは1970年代初頭にIBMにって開発された。5.25インチFDや3.5インチFDとは異なり、レコード盤のように紙製のジャケットがディスクを収納する方式だった。容量は当初128KBで、後に1.2MBまで大容量化された。1

8インチFDとは 「8インチフロッピーディスク」 (8 inch floppy disk): – IT用語辞典バイナリ


いまどき1.2MBっていうと画像ファイルすら入らないサイズですが、テキストだったら半角で100万字ぐらい入るし十分と言えば十分。そういう時代もあったんですよねえ。



僕の思い出のフロッピーディスクは「5.25インチ」

先の記事で「あなたのフロッピーは何インチで何フォーマット?」とありましたが、僕の記憶にあるフロッピーディスクの中で最も印象的なのは、子供の頃、父親の仕事用PC-98で遊んでたときに触っていた5.25インチのフロッピーディスクです。具体的な機種名は忘れてしまいましたが、当時のPC-98はこんな感じで2つのドライブが縦に並んでました。




https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/column/retrohard/1384486.html から引用)



容量の大きなアプリケーションやゲームは2枚組で、途中でディスクを差し替える(というか両方同時に使う)んですよね。そのための複数ドライブ。


で、その中で特に印象的だったのは、父親のいとこでパソコンに詳しかったおじさんから借りた「シムシティ」。今や色んなバージョンが出てますが、僕がやってたのはもちろん英語版で無印の「Sym-City」。5.25インチフロッピーディスク1枚でした。5.25インチって2DDなら640KB、2HDでも1.2MBしかなかったそうで、よくぞまあアレだけ複雑なゲームをそこに収めたなあと思うけど、当時はそれが普通だったんでしょうね。フロッピーディスク1枚にゲームをたくさん詰め込んだ海賊版的なやつもあったしなあ。

検索したらデータベースにありました。


Sim City ゲームパッケージ 物理パッケージ X68000 5.25インチ 2HD フロッピーディスク 1990-09-25

Sim City – メディア芸術データベース


これは「X68000」用となってますが恐らく同時期にPC-98用もあったはず。5.25インチ2HDフロッピーディスク1枚で価格は9,800円。

うわ、検索したらパッケージの画像もあった。



https://auctions.yahoo.co.jp/search/search/%E3%83%AC%E3%83%88%E3%83%ADpc/23568/ から引用)



そうなんですよ、ディスクがデカいからパッケージもデカかったんですよね。この機械みたいなパッケージ、印象的だったなあ。おじさんからほとんど借りパク状態で結構な年数遊んでました。大人になってから法事かなんかであったときに返したような記憶。まあ、当時はもう5.25インチのフロッピーディスクなんて現役ではなかったでしょうし、返されてもって感じではありましたけども。



枯れた技術はわかるけどいい加減諦めましょう

フロッピーディスクが使い勝手いいのはわかります。シンプルな機械で動くし、なくさないし、読み書きしやすいし。ただねえ、やっぱり磁気ディスクはデータの保管先として不安ですよ。ちょっとした事故でデータ消えてしまうし。個人の日記ぐらいならまだいいけど、それで行政のデータを管理するのはさすがに間違ってると思うなあ。フロッピーディスクは可愛いけど、こうやって昔話で時々愛でるぐらいでいいと思うんですよね。いい加減諦めましょう。



そんなこと書いてたらなんかシムシティやりたくなってきた

確かSteamで「シムシティ4」買って積んであるんですけど、最近のヤツも面白いけどちょっとやるにはシステムが複雑すぎるんだよなあ。もう少し気軽にやりたい。Steamで無印(Classic)は…………ないかあ。パッケージ版は異常に高いし。版権がややこしいことになってるんだっけ?





諦めて「Sim City 4」やるかなあ。


ちなみに「Sim City 4」の後継は「Sim City」ではなくて「Cities: Skylines」だと言われているそうです。そうなのか。