ロシアによるウクライナ侵攻に強く抗議します

ロシアによるウクライナへの侵攻が始まりました。ロシアの戦争というと、1979年のアフガニスタン紛争におけるソビエト連邦のアフガニスタン侵攻を思い出しますが、アフガニスタン侵攻が共産主義政権を支援するための戦争であったのに対し、今回はロシアへの併合を目指しているという点で意味合いが異なります。

確かにロシア、ベラルーシ、ウクライナは同じスラブ系民族を祖とし歴史的に近しい関係にあるかも知れませんが、必ずしもウクライナがずっとロシアの一部であったということではありませんし、民族的にもロシア人、ベラルーシ人、ウクライナ人はそれぞれ別の民族でありウクライナはそれが混在して成立している独立国家です。国民の総意としてロシアへの帰属を望んだというならまだしも、その一部でしかないロシア系ウクライナ人の要請に基づいて併合を行うというロシアの主張は到底認められるものではありません。



既にウクライナの民間人にも被害が出始めており、このような手段をとったロシアに対し、首都キエフの姉妹都市である京都市民として強く抗議します。



ウクライナ情勢について詳しく知りたい方は

連載当初から注目し、大好きなマンガ「紛争でしたら八田まで」にてこの辺のことが書かれています。今回の事件を受けて関連6話がなんと無料で公開されたそうなので気になる方は是非読んでみてください。地政学、面白いよ。








報道記事など

ロシアの複数の国営通信社が、ロシア国防省の話として伝えたところによりますと「ロシア軍はウクライナの軍の施設や飛行場を高性能の兵器によって無力化している」として、攻撃が始まったと明らかにしました。

(中略)

ウクライナ東部 ドネツクの親ロシア派の武装勢力の幹部は、ロシアの国営通信社に対して「あらゆる手段を使ってウクライナ軍との戦闘を行っている」と明らかにしました。

(中略)

ロシアの複数の国営通信社が、ロシア国防省の話として伝えたところによりますと「ロシア軍は、ウクライナの空軍基地のインフラと、対空防衛システムを無力化し、ウクライナ軍の制空権を制圧した」と明らかにしました。

“ウクライナを攻撃開始” ロシアの複数の国営通信社が伝える | ウクライナ情勢 | NHKニュース


一方、ウクライナ軍参謀本部によりますと、ロシアによる攻撃は24日午前5時ごろ、日本時間の正午ごろウクライナ東部で行われたということです。

首都キエフの郊外にある軍事施設が巡航ミサイルの攻撃を受けたほか、ウクライナ軍の東部の拠点となっているクラマトルスクや、首都キエフの郊外に位置するボリスピル、それに、南部にある軍事施設などで攻撃が行われたということです。

また、ウクライナの国境警備局は、ベラルーシと国境を接するウクライナ北部でもロシア軍から砲撃などの攻撃を受けたと明らかにしたほか、ロシアが一方的に併合した南部のクリミア半島からも攻撃があったとしています。

さらに、ウクライナ東部の親ロシア派の幹部は、ウクライナ政府が統治する地域まで侵攻し、2つの州の全域を支配したいとする考えを示しました。

ロシア ウクライナの軍事施設に攻撃 死傷者も | ウクライナ情勢 | NHKニュース