作ってみた流れ
- ナチュラルチーズ(ゴーダ)を適当なサイズにカット。
- 燻製鍋にウッドチップを敷き、2段に重ねた網の上段にクッキングシートを敷いてチーズを並べる
- 燻製鍋をコンロにセットして火を付けて中火、煙が出てきたら弱火に
- 4分経ったら火を消して蓋を開け、取り出す
- 30分ほど放置して冷ます(一晩ぐらいおいた方が燻製味が落ち着くかも)
味の方は……
めっちゃスモーキー。比較的淡泊なゴーダを使ったせいもあるけどむしろチーズの風味が抜けて感じるぐらいの燻製度合い。美味しいといえるんじゃないかな?本当はもっと長く燻製したかった
それでも本当は火を消して放置して30分以上スモークする予定だったんです。でも開始4分で確認してみたらだいぶ溶け出したのであわてて終了。写真見ればわかるとおり、下の方が溶けてます。我が家で燻製を作る時はセラミック製の燻製鍋をガスコンロに載せて着火する、いわゆる「熱燻」(温度は80℃から140℃)なので、60℃ぐらいで溶けてしまうナチュラルチーズの燻製には向いてないみたいですね。スモークチップに直接火を付けて燻製する「温燻」やスモーカーを使う「冷燻」なら出来るのかも知れませんが、「熱燻」では煙が出てから火を消してもすぐに60℃以下にするのは難しいみたいです。かといって蓋を開けておいたら煙が逃げちゃうし。チーズを燻製する場合には溶けにくいプロセスチーズ(ナチュラルチーズを加熱して1回溶かした上で固めたもの)がオススメってどんな記事見ても書いてあるけど納得。そりゃそうか。
味見した限りでは30分もスモークする必要なさそうですけど、それでも出来るならじっくり燻製ってのもしてみたいんですよね。
そうか、スモークウッド買えば良いんだ
ここまで書いて思い出しました。以前働いていたレストランで、ラム肉、卵、鯖などなど様々なものをスモークしてたんですけどあれは「温燻」でした。スモーカーの中に食材を並べたあと、スモークウッドにコンロで直接火を付けてスモーカーの中に投入、扉を閉めて1時間ほど放置。スモーカー自体を熱するわけではないので中の温度は「熱燻」ほどは上がりません。我が家で使っている燻製鍋は底が浅いのでスモークウッドを使うには工夫が必要ですが、密閉性が高いのでたぶん大丈夫。スモークウッドのお値段はだいたいこれぐらい。安いなー。
80g1本で約90分保つらしいので、家で燻製するときは1回で1/2本ぐらい使えばOKかな。次回はスモークウッドを使って「温燻」にトライしてみます。上手く行くかな。