IT資格を取ろうと思うよ

今まで大きな会社で働いてこなかったこともあってあんまりIT系の資格に興味がなかったんですけど、フリーランスになって仕事を探す機会が前より増えてなんらかの自分を証明するものがあった方がお互いにわかりやすいんじゃないかと思い始めました。2021年はもうあと2ヶ月しかないので今年中に何かといっても限られてきますが、2022年から2023年にかけて順次、勉強→受験→合格のサイクルを回して行けたら良いかなと。



取得を検討している資格

「IT系の資格」と一口に言っても色々あるわけですけど、今のところ念頭においているのは経済産業省が認定している「情報処理技術者試験」です。「情報処理技術者試験」は4段階のレベルにわかれた12種類の資格があり、それを一番下から順に取得していこうかなと。


情報処理技術者試験(じょうほうしょりぎじゅつしゃしけん)は、情報処理の促進に関する法律(昭和45年法律第90号)の規定に基づき、経済産業大臣が実施する情報処理に関する業務を行う者の技術の向上に資するため、情報処理に関して必要な知識及び技能を問う、日本の国家試験である。

4段階のレベルに分類され、12の試験区分から構成される(#試験区分を参照)。また、諸外国の同様の国家試験との相互認証を行っている(#国際相互認証を参照)。

情報処理技術者試験 – Wikipedia


一番下のレベルから具体的に挙げてみるとこんな感じ。


  • ITパスポート試験(ITを利活用する者 レベル1)
  • 情報セキュリティマネジメント試験(ITを利活用する者 レベル2)
  • 基本情報技術者試験(情報処理技術者 レベル2)
  • 応用情報技術者試験(情報処理技術者 レベル3)


この上に「高度情報処理技術者」という専門性の高い区分があって、僕に関係ありそうなのはこのあたり。


  • データベーススペシャリスト試験(高度情報処理技術者 レベル4)
  • ネットワークスペシャリスト試験(高度情報処理技術者 レベル4)
  • システムアーキテクト試験(高度情報処理技術者 レベル4)
  • プロジェクトマネージャ試験(高度情報処理技術者 レベル4)
  • ITストラテジスト試験(高度情報処理技術者 レベル4)


ただこれらは合格率が10%前後である上に実務経験者であっても極めて難関な試験ばかりで、片手間にちょっと勉強して受かるようなものでは無さそうなので、当面は2023年内の「応用情報技術者試験」の合格を目標として勉強を重ねて、その後に本腰入れて勉強する環境が整っていれば専門性の高い試験にもトライしてみようか……という感じ。

意識の高いIT系企業であれば業務をこなしながらこれらの資格取得も求められ、それに応じてキャリアアップするみたいなことなんでしょうけど、そういうところからキャリアスタート時点で既に外れていた僕にとっては縁のない世界。どの試験を受けに行ってもキラキラした若いエンジニアばかりで3周遅れぐらいしてる自分と比較して目眩がしそうですけど、まあそういうのは飲食業界に入った時にお腹いっぱい味わってるのでもはやそんなに気になりません。若い人はみんな優秀だしね。



40代になっても学習は出来る

取得について前向きに考えられるようになったのは、この歳になっても独学で調理師免許を取得出来たというのが大きいです。

40代半ばともなると若い頃に比べて記憶力や理解力が数段下がっているわけで(それは勉強でも仕事でも常に感じる)、新しい知識を吸収するのに若い頃の倍以上の時間が掛かります。短時間で吸収するには工夫が必要。でも調理師免許はほぼ満点で合格出来ましたし、運転免許の学科試験に関しても(準備不足で1回落ちたけど)独学で準備をした上で合格することが出来ました。高度な知識を要求する難関資格はさすがに難しいとしても、基礎的な資格や業務に関連しているような資格であれば何とかなるんじゃないか……と今では考えています。



慣れでやってる業務の見直し

また業務に関連している資格は、知識があってなんとなくやってしまっていることについて「正しいことは何か」「誤解していることや、意味なく行っていることはないか」といったことを見直す機会としても有用です。機械やソフトウェアの「取扱説明書」とか、フレームワークの「コーディング標準」とか、システムの「仕様書」とか、読んでみると知らないことがいろいろ出てくるというのも良くある話で、それを勉強し直すというのは意味があることですよね。きちんと学んだ上で理解出来れば、自信にも繋がりますし。

長年勤めてきた会社でなんとなく仕事していたときには評価とか自信とかあまり意識しなかったんですけど、フリーランスになって傭兵としてプロジェクトに乗り込んでいく立場になったとき、そういうことを意識するようになりました。資格があることで「この人何が出来るんだ?」の理解に掛かる時間が減らせるんですよね。キャリアシートはきちんと書き込んでいたとしても、そこまできちんと読み込んでもらえるかはわからないですし、特に年齢が上がると目線が厳しくなっているのを感じます。「最近の技術に付いてこれるのかしら?」的なヤツね。

この歳になって例えば「ITパスポート」を取ってたからって評価には繋がらないと思いますが、まあそれはそれ。ただでさえ不器用なので一番下からいって慣れてった方が良いかなって。



最初の壁は「基本情報技術者試験」?

プログラムに関する試験があって、「C言語、Java、Python、アセンブラ言語、表計算ソフト」の中からひとつ選ぶんですよね。業務で使用しているひとからしたら大したことないんでしょうけど、どれもきちんと勉強したことねえ……まったく知らないわけじゃありませんが、読んで解るぐらいの知識しかない。これ、資格のために一から勉強すんのか……めんどくせー。

ただ逆に言えば今どきPythonぐらい書けなくてどうすんのっていう世界ではあるので、これを機会にPythonも書けるようになればキャリアの幅が広がるし良いのかもね。随時試験を受けられる「ITパスポート試験」以外は年2回実施なので、半年間準備すればなんとかなる気がします。知らんけど。



というわけで、まずは「ITパスポート試験」の合格と「情報セキュリティマネジメント試験」(2022年4月実施予定/CBT方式)の合格が当面の目標ですね。頑張ります。