Amazon Lightsail インスタンスをアップグレードしたその後(1年経ちました)

Amazon Lightsail
このブログを中心とした個人サイトはAWSの「Amazon Lightsail インスタンス」上に展開しているのですが、昨年8月それがいっぱいいっぱいになってアップグレードしました。1年経過した今、それがどんな感じになっているかというその後です。






昨年8月の状況

最近ときどきサーバが止まっていることがありました。おかしいなーそんな負荷掛かることしてないはずなんだけどなーと思いつつ、メトリクスを見るとCPU使用率が持続可能なゾーン(10%)をはみ出ることが常態化しており、定期的にCPU バーストキャパシティーがなくなっていることがわかりました。1回インスタンスを再起動するとしばらくは回復するんですけど、またすぐにバーストしてしまう。

(グラフ画像)

急に何かサービスを追加したとか、新しいバッチ処理を始めたとかいうことも特になく、急にCPU使用率が上がる時間帯があるわけではなくずっとギリギリもしくは上限を超えているわけなので、これはもう現在のプラン($5/月)のキャパシティを超えてしまったんだなと判断して、素直にアップグレードすることにしました。

Amazon Lightsail インスタンスをアップグレードしました。 – NOBODY:PLACE



現在の状況





たまーに「持続可能なゾーン」をはみ出てるときがありますが、基本的にはその範囲に収まっていて「残りの CPU バーストキャパシティー」もほぼ100%を維持しています。ちなみにアップグレード前(2020年8月)と現在(2021年9月)のアクセス状況を比較するとこんな感じです。







PVで比較したとき、昨年のアップグレード前に比べておよそ3割ほど増えています。まあ正直このブログのアクセス数が増減する理由はよくわからないので、「増えている」けど「サーバの負荷は抑え込んでいる」という点を抑えてもらえれば大丈夫です。先ほどのLightsailの負荷状況を表すグラフに戻ると、「持続可能なゾーン」で上限20%に近い日もちらちら出てきています。これが顕在化するまではサーバは大丈夫ですが、今の倍は耐えられないかも。



EC2への切り替えが必要になのはどの辺り?

正直言ってブログに掲載されている広告だけではサーバ代は出ていませんが、それでもアップグレードで増えた分($5 → $10で増分は$5)は出てるかな?次のプランは「$20」なので、昨年のアップグレード前に比べると「$15」の増加。うん、それぐらいならまだ耐えられそうなので、しばらくはLightsailで十分かなって感じです。

もちろんLightsailではAWSの他のサービスとの連携が制限されていることも多いので、なにか本格的にやりたい(サービスを構築したい)となったらすぐにEC2に移行した方がいいですが……ま、ないかな。お小遣いとして負担にならない範囲で今後も続けて行ければと思います。



ちなみに:2021年9月現在のAWS請求情報





こんな感じ。一番大きいのがLightsailで、次がCloudFront。

Lightsail「$26.37」の内訳は、インスタンスが「$10」、データベースが「$15」で、残りはトラフィックです。CloudFrontの「$10.93」は全部トラフィックですが、このおかげでLightsailへのトラフィックを減らせているしSSLにも無料で対応出来ているのでそういう意味での「$10.93」は安い。


月によって変わりますけどだいたいこれぐらいがAWS関連の固定費で、これの半分ぐらいを広告費で埋めて残りの半分は僕も持ち出しって感じでしょうか。実質月$25ぐらいでサーバを維持してるってことかな。今まで個人でも色んなサーバを借りてきてこれより高いお金を使ってたこともあったから、今のこのスペックでこの使い回しでこのコストは激安。なによりサーバのチューニングとか考えなくていいのほんとストレスなくていい。


良い時代になりましたねえ。