「内閣支持率」のグラフを更新しました。(2021年9月のデータを掲載)

国会議事堂
内閣支持率のグラフを更新しました。



使用データ

NHK世論調査 内閣支持率 | NHK選挙WEB



内閣支持率



44 → 35 → 37 → 33 → 29 → 30


菅さん終わっちゃいましたね

歴代の支持率考えて30%切ったら「進退伺い」であり総理大臣としてはもう終わりなので、菅さんもこの辺かなという感じですね。次の総裁の目はないでしょう、さすがに。菅さんじゃ選挙戦えないもん。あ、でもどっちにしても負けるであろう次の選挙があってそんな状況での自民党総裁っていう役回りを誰が引き受けんのよという問題もあるわけなので、逆に菅さんが責任取って次の総裁になって選挙負けてすぐ総裁と首相辞めるみたいなパターンもあるのかな。まあどっちにしても終わりですけどね。どうなっちゃうんですかねえ。

「内閣支持率」のグラフを更新しました。(2021年8月のデータを掲載) – NOBODY:PLACE


先月こんなこと書いてたんですけど、その後あれよあれよという間に事態が展開しまして菅さん終わっちゃいましたね。報道では総裁選出馬に意欲を見せていた→小泉進次郎環境相に説得されて断念→「新型コロナウイルス対策に専念するために総裁には出馬しない」と発表、みたいな流れですけど、政局をど真ん中で生き抜いてきた人が小泉進次郎さんの説得なんかで折れますかね?ちょっと信じられない気がするんですけど、二階さんの幹事長降ろしも含めると影響力を持つ人たちが菅さんを諦めたっていうのが率直なところじゃないんですかねと思います。


方々で言われていますが、菅さんて「仕事は実直だけどアピールが下手くそで評価されにくい」というまさに典型的な日本人でありまして、日本人って自分もそうであることは棚に上げて「中身がなくてスカスカでもアピールが上手い人」の方を支持する傾向があります。菅さんもっと上手くアピールするまたはそれが出来る人を側に置きなよって感じでしたけど、結局最後まで叶わず。

加藤官房長官がいかにも国会議員って感じでイマイチだったのと、事態が事態ゆえに西村新型コロナウイルス対策担当大臣が全面に出ることが多くて西村さんもまたいかにもって感じで良い印象ではなかったのとで、国民の神経を逆なですることしかない記者会見じゃそりゃ支持されんよねという感じでした。官房長官時代の菅さんは優秀だったんだなあ。

次期内閣発足は10月上旬

自民党総裁選の投開票が9/29(水)で、その決定と同時に菅総理大臣は辞任、臨時国会が開かれて新内閣発足という流れになります。誰が総理大臣になるのか僕にはよくわかりませんが、仕事を粛々とこなしつつ、国民の気持ちにも寄り添ってくれる内閣だと良いなと思っています。わかってくれてると思えば、多少しんどい局面だって頑張れるのが人ってもんだと思うので。

ちなみに「菅さんが官房長官で復帰」とかいうニュースを今ちらっと見掛けたんですけど、うん、まあ実務的には無しではないですね。無しではないですけど、でもここまで「国民の神経を逆なでした張本人は菅さん」という印象が広まった中で、前と同じような地味で確実な仕事を続けられるかどうか。記者も煽ってきそうだし。菅さんは総理大臣やらずに一生官房長官に留まってた方が、国益にかなったんじゃないかという気もしないでもありません。執事や番頭が、家長や社長になってもなあ。



政党支持率



菅内閣の支持率は低迷していますが、自民党の支持率はそうでもありません。昔から自民党内の政局など自民党が注目を集める何かが起こると自民党の支持率が上がるっていう流れがありまして、要は如何にマスコミに露出して政策を語るかっていうことなんだよなという気がします。総裁選に複数の候補者が立ち、それぞれ時間と機会が与えられ自らの政策を訴える、なんかそれだけで自民党が人材豊富な気がしてきますもんね。


一方で頑張るべき野党の方はどうかというと、

  • 立憲民主党 …… 5.5%(前月比 -0.9%)
  • 共産党 …… 2.9%(同 -0.4%)
  • 日本維新の会 …… 1.1%(同 -0.6%)

というように上位が軒並み数字を落としておりまして、立憲民主党も頑張ってアピールしているとは思うんですけどなんかピントずれてるんですよねえ。「政権発足後、初閣議で直ちに決定する事項7項目」ってのを発表してましたけど、上3つはともかく下4つは今じゃなくね?いや大事なこともあるから今入れてもいいけど、入れるんなら経済政策と医療・福祉政策をもっとたくさん入れて30項目くらい決定してもらわないとバランス取れなくね?っていう感じがありまして、「国民の気持ちに寄り添う」にはちょっとほど遠いかなあと。


菅さんがなんで支持されなくなっていったかと言えば、さっきも書きましたけど、国民が「政府は俺らのことなんか考えてくれてない。オリンピック・パラリンピックや大企業を中心とした経済のことばかり考えてて、国民の生活は二の次」みたいに感じたから(本当にそうであったかはともかく)なので、まずやるべきことは国民と政府の関係の修復だと思うんですよね。お互いがお互いを信頼出来る関係をもう一度作り直す。立憲民主党にそれが出来るんすかね。共産党には出来るのかな。日本維新の会には?

野党にとってはそういうことを考え準備して行くための1ヶ月間がこれから始まるんじゃないでしょうか。支持伸ばせるとしたら今しか無いもんな。今逃したら下手したらあと4年ぐらいチャンス来ない。個人的には立憲民主党に政権を取って欲しいとはまったく思いませんが、自民党をたたき直すためにも野党の皆さんには力一杯頑張っていただきたい、そう思っています。自民党だけでは日本は良くなりません。


今月はこの辺で。