「龍が如く5 リマスター版」をクリアしました。

「龍が如く」リマスター版の第3弾、「龍が如くリマスター版」(以下「龍が如く5」)をクリアしました。始めたのが4/12で、クリアしたのが5/26なので1ヶ月半ぐらいかかりました。長かったなー。






クリアまでのプレイ時間は95時間

クリアまでのプレイ時間は大体95時間ぐらい。2周回った「龍が如く極」が80時間、「龍が如く4」が85時間なので、かなり遊んだなという感じです(ちなみに一番遊んだのは「龍が如く0」で151時間)。主人公が増えただけでなくそれぞれにメインストーリーともサブストーリーとも違う独自の「アナザードラマ」が追加されていたのが、プレイ時間が延びた原因ですかね。ひとつひとつのやり応えがすごくてついついやっちゃう感じ。冴島さんの狩猟とかぶっちゃけずっと出来ちゃう。

ある意味では「1周目である程度満足出来る構成」とも言えるのかも知れません。なかなかね、周回を重ねてコンプを目指すみたいな遊び方しませんしね。それでもまあ1周で全コンプするのはなかなか難しいわけですけど。





「龍が如く5」でお気に入りだった点

個性的なキャラクター

「龍が如く4」でも挙げましたが、主人公が複数いるというのは「ストーリーへの没入度」ではマイナス面もあるものの、全体的にはストーリーを多面的に描けたり、様々なプレイスタイルに対応する必要が生じる中で新しい楽しみに気づけたりして面白かったですね。遥ちゃんが主人公になったことで苦手だったリズムゲーにマジで取り組まざるを得なくなったときはちょっとプレッシャーを感じましたが、メインストーリー、アナザードラマともに難易度がめちゃくちゃ高いっていうほどではなかったので何とかなりました。ある意味で良い経験だったかなと。それでもまあ、相変わらず好んでカラオケ(ミニゲーム)をプレイしようとは思いませんけど。





難点としては序盤でなかなか武器が手に入りづらく、冴島さんと品田さんのプレイスタイルの差がなかなか出しづらいことでしょうか。最終章までいって、イカサマアイテムで金を稼いで武器を買いそろえたあとは、品田さんの強みも出していけるようになるんですけど、それまでは品田さんはただのプロレス好き青年だったような気がします。自分のプレイスタイル上は。2周目は始めから武器もお金も潤沢にある状態で始まるので、印象だいぶ変わるとは思いますが。

そういえば、キャラクターとしては登場しないものの、話の中では前回の主人公の一人、谷村さんの話が出てきたのはちょっと嬉しかったですね。雀荘にしれっといたりしたらもっと嬉しかったんですけど。


アナザードラマがとにかく楽しい

「龍が如く」シリーズの特徴でもあると思うんですけど、ミニゲームやその他の「メインストーリー以外の要素」の作り込みがすごいじゃないですか。今回のアナザードラマもまさにそれで、いやもうね、プレステの1,500円シリーズよりもずっと高クオリティのゲームがゲーム内要素として組み込まれててやり甲斐あるったらない。桐生ちゃんのレースゲーしかり、冴島さんの狩猟ゲーしかり。「1周目はサラッとストーリーなぞってやり込みは2周目で」って思ってたんですけど、楽しすぎて気付いたら全部コンプしてました。あちゃー。





全体的に今作は金策に困る場面が多いんですけど、唯一冴島さんだけは、狩猟に出れば出ただけ金が稼げて、合流時点で所持金が100万超えてるという状態でした(本当は集落の業者じゃなくえびす屋で売った方がもっと稼げるらしいですが)。あんな何も無い集落でもみんながさほど貧困に見えないのも、このあたりの経済事情が関係してるのかなと思ったりもします。真面目に狩猟やれば食うのには困らない的な。


キャラクターが総じて格好良かった

ラスボスの血縁設定とか、「龍が如く」シリーズにありがちな唐突感ある設定や状況は今作でも健在でしたが、そんなことより主人公始めキャラクターそれぞれが格好良かったのがとても印象的でした。斑目しかり、北方しかり。個人的には裏表のない豪快な感じの近江連合・渡瀬が好きで(どこか龍司君に似た感じもある)、もっと登場してくれたら良かったのになあと残念に思ってたけど、今調べたら「7」にも登場するんですね。楽しみにしておきます。














「龍が如く5」で不満だった点

こう続けてプレイしていると、どんどんゲームとしてブラッシュアップされていって不満点がなくなっている感じがあるんですけど、それでもいくつかはあります。


飯を食えない

「極2」では(つまり「6」以降は)「空腹値」というパラメーターが新たに出来ましたが、「5」までは体力が減ったら飯を食えるという仕様です。つまり、強くなると体力が減らないから飯を食えないんですよね。食事のコンプリートがとにかくツラい。僕はどのキャラクターも最後まで防具は着けずにプレイしてました。それでクリア出来たんだから、ノーマルがいかに温いかってことなんですけど、そうでもしないと食事が出来なくて。せっかく食事でパラメータを強化できる仕組みがあったのに惜しかったですね。「ハラヘールRX」を飲むと体力が減るってのもよくわからない仕組みだしね。


海釣り難しすぎないですか

「龍が如く4」ではもうちょっと簡単だった気がするんですけど……「太公望の釣り針」なしで海釣りする気が起きません。おかげで品田さんの修行(師匠は五十嵐コーチ)を諦め掛けましたよ。最終章で合流後に「太公望の釣り針」を装備して何とかカジキを釣り上げましたが……巻き取るまでに時間が掛かりすぎて正直ダレるので、もう少し何とかしてもらいたかったなって感じです。「極2」ではだいぶやりやすくなってるんですけどねー


神室町の存在感が薄め

色んな都市で遊べるのは確かに楽しいんですけど、やっぱり「龍が如く」といったら神室町じゃないですか。その点今回は神室町で起きるサブストーリーも殆どないし、神室町でやることが殆どないのがちょっと寂しかったですね。食事コンプリートを目指さない限り、シェラックや亜天使に行く必要ないですしね。ボリュームが大きくなりすぎてカットしたのかも知れませんけど、もうちょっと神室町で(せめてサブストーリーで)展開があると面白かったのになあと思いました。



まとめ

「龍が如く3」でちょっと沈んだ感じのあったリマスター版でしたが、「龍が如く5」は正直言ってかなり楽しかったです。ついついやり込んでしまう感じ。福岡、札幌、大阪、名古屋といった各都市の魅力もあったし、神室町は相変わらず楽しかったし、とにかく時間が掛かる。いやー楽しかったですね。

現在すでに2周目を、それもEX-HARDで始めていて、戦闘に関しては何とかなるだろうとは思いますがアナザードラマやミニゲームではどうなるのかかなり不安ですが、それでもやはり楽しい。トロフィーコンプまでやるつもりはありませんけど、食事コンプやレベルMAX、1周目でノータッチにしておいた闘技場などについては達成させつつ、2周目も楽しめたら良いなと思っています。「龍が如く4」の2周目では食事コンプの実績とか地味にリセットされて結構大変でしたけど、今回はほぼすべて継承されているようなので前回よりは楽かな。

2周目を飽きるまでプレイした後は、いよいよ桐生ちゃん編最後の作品となる「6」に突入していくことになると思います。それも楽しみだ……ま、たぶん6月中旬以降になると思いますけどね。



「龍が如く5」、名作でした。これまでのシリーズの中で順位付けするなら、「4」より上かな。「0」「極」「極2」「5」「4」「3」て感じ。素晴らしかったです。ありがとうございました。