【今日のニュースから】京都府の緊急事態宣言、2月末で解除。ただし飲食店の時短営業は3/14まで継続

いろいろな縮小営業のイラスト文字
ようやく一歩前進というところですね。



政府が京都府に発令している緊急事態宣言を2月末で解除すると決定したことを受け、府は26日の新型コロナウイルス対策本部会議で、3月1日から飲食店などを対象にした営業時間短縮要請を午後9時(酒類の提供は午後8時)までに1時間繰り下げる方針を決めた。

 要請期間は京都市内は14日まで、それ以外の市町村は7日まで。店舗に支払う協力金は、現在の1日当たり6万円から4万円に変更する。

京都、時短営業要請「夜9時まで」 協力金6万円から4万円に変更|社会|地域のニュース|京都新聞


というわけで3/1以降3/14までは21時閉店、状況次第ですが3/15以降は短縮要請解除ということになりそうです。

やっとですねー。



レストランでフリーターとして仕事をしている身としては、時短営業というのは結構な影響がありまして。




時短営業の個人的な影響

時短営業で1日あたりの収入が4割減

まずシンプルに1日あたりの収入が減ります。新型コロナウイルス前はフル勤務が11時出勤 → 22時退勤でしたから、休憩1時間を除くと10時間勤務でした。それが現在は売上減少の影響もあって12時出勤 → 19時退勤になっています。休憩1時間を除くと6時間勤務ということで、1日あたり4時間分も給料が減ってるんですね。


時短営業でシフトイン自体も減る

しかもそれに加えて、そもそもシフトが減るという事情があります。レストランはシフト制ですから社員も当然皆シフト制で働いているのですが、同時に労働基準法に基づいて週あたりの勤務時間が厳しく決められています。法律では労働時間の上限は週40時間、時間外は月45時間までとなっていますから、新型コロナウイルス前のフル勤務(社員の場合は9時出勤22時退勤で2時間休憩の11時間労働)の場合だと、週4日までしか社員をシフトに入れられず、残りはアルバイトで補う必要がありました。そこに我々の仕事があったわけです。

しかし営業時間が短くなり、社員のフル勤務が短くなる(現在は10時出勤19時退勤で1時間半休憩の7時間半労働)と1週間に入れられる日数が増えます。具体的には週5.5日入れられる。つまり忙しくなる週末土日以外は社員(+アルバイト1人)だけで回せる環境になるわけですね。当然、僕らの仕事はなくなります。旧料理長は大学生より僕を優先してシフトインさせてくれていましたが、それでもシフトは半分ぐらい。新料理長は僕を含めたアルバイト全員を公平に扱うつもりみたいなので、さらに減りますね。


シフト削られた分は補償されましたが

僕の場合、決まっていたシフトが削られた分は補償してもらえました。そういう意味ではラッキーでしたが、真の意味での補償、つまり本来入る予定だった収入が減ってしまった分については補償はされません。当たり前ですけども。月給制で働いているならともかく、働いた時間に合わせて支払われるシステムですからね。

結局、時短営業によって僕の収入は新型コロナウイルス前に比べておおむね「7割減」になりました。収入が15万ぐらいあったとしたら5万まで減るってことですね。きっつー。それでも僕はまだエンジニアの収入があるので良いですけど、飲食だけで食ってたフリーターは生きていけないです。当然ながら、店傾いたら真っ先に首切られるしね。



営業正常化を目指して

アルバイトの労働時間が削られている理由にはレストラン自体の売上減(新型コロナウイルスの影響を差し引いた上での売上減)もあるので、全盛期まで戻すというのはなかなか難しいかも知れませんが、いかにエンジニアの収入があるとはいっても飲食の仕事あっての僕なので、なるべく早く正常な状態に戻れると良いなあと思っています。ただなあ、体が時短営業に慣れつつあるからなあ。今さら11時間働けますか、といわれたらキツいかも。その感覚が戻るのには1ヶ月ぐらいは掛かるでしょうねー。

「アフターコロナ」といえるのが何年先になるのかわかりませんし、元に戻るかもわかりませんが、少しずつ働ける時間が延びてくれるのは有り難いです。このまま順調に行くと良いんだけどなあ。