東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森会長がJOC＝日本オリンピック委員会の評議員会で女性の理事を増やす目標に対して「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」などと発言しました。
「女性が多い理事会は時間がかかる」五輪・パラ組織委 森会長 | オリンピック・パラリンピック | NHKニュース
東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森会長が、JOC＝日本オリンピック委員会の評議員会で「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」などと発言し、国内外から批判の声が上がったことを受け「オリンピック・パラリンピックの精神に反する不適切な表現だった」として発言を撤回し謝罪しました。
東京五輪・パラ組織委 森会長 女性めぐる発言を撤回し謝罪 | オリンピック・パラリンピック 大会運営 | NHKニュース
東京大会では、競技会場や選手村などで活動する「フィールドキャスト」と呼ばれる大会ボランティアをおよそ8万人採用していますが、組織委員会によりますと、森会長が発言を撤回した2月4日から8日正午までの間に、大会ボランティアおよそ390人が参加を辞退したということです。
森会長発言 東京オリパラ大会ボランティア 約390人が辞退 | オリンピック・パラリンピック 大会運営 | NHKニュース
ご存知かとは思いますが
森喜朗さんがこういうタイプの人間だってことは、短い総理大臣の間に十分すぎるほどわかってたことじゃないですか。悪い人では無いんだけど、倫理観みたいなのが欠如している部分があり、あまり深いこと考えずに思ったことをポンポン言ってしまって、しかも自分では悪いことをいったという意識もなくて、周りがぽかーんとするっていう。あんまり喋らせたらアカンタイプの人なんだけど本人は喋るの大好きで、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会ではうまいことスピーカーを分散して森喜朗さんにスポットが当たらないようにしてきたけど、ついにバレちゃった的な。最初から止めときゃよかったんだって。マジで。それもこれも1年延期したせいで持たなかったんだよなあ。2020年にやれてればトップがバカでもうまく誤魔化せたのかもしれないけど、残念、時間切れでございました。バレちゃった。
Wikipediaに森喜朗さんの主に国会議員時代の失言がまとまってましたけど、まあひどい。解散総選挙の原因になった「神の国発言」にしても本人は悪気なく言ってるんだろうけど、町内会の会長が神社での花見で喋ってるんじゃあるまいしもうちょっと考えろっていう話だし、でもそんなの森喜朗さんには無理だしねえ。
多くの発言が問題（失言）として報道され、首相時代には失言（「こりゃ失言失言」[要出典]）が流行語となるほどであり、退任後も時折発言が槍玉に挙げられた。実際の活動については退任後に段階的に明かされて来ているが、在任当時からこうした点について秘匿性の低い件は反論なども少数なされている[192][193][194]。
森喜朗 – Wikipedia
神の国発言（かみのくにはつげん）は、2000年（平成12年）5月15日、神道政治連盟国会議員懇談会において森喜朗内閣総理大臣（当時）が行った挨拶の中に含まれていた、「日本の国、まさに天皇を中心としている神の国であるぞということを国民の皆さんにしっかりと承知して戴く、そのために我々（＝神政連関係議員）が頑張って来た」という発言。
神の国発言 – Wikipedia
（中略）
2000年4月5日に就任した森首相は、この発言などから急速に内閣支持率を落とした。その後、6月2日に森首相は衆議院を解散。6月25日の第42回衆議院議員総選挙投票日までの間、この発言や「無党派層は投票日当日寝ていてくれればいいが」という発言[3]、さらに五人組による総理・総裁選出の経緯など、森の首相としての資質が盛んに論じられたため、当該解散を神の国解散と呼ぶことが定着した。
森喜朗さんがスポーツ界に多大な貢献をされてきたことは知ってます。招致活動でも大きな役割を果たされたことも。それでも会長にするこたなかったんじゃないですかねえ……顧問でもなんでもいいから出たり入ったり出来るような自由なポジションでいてもらったほうが、本人含めてみんな幸せになれただろうと思いますし、森喜朗さんみたいな人を「何かあったら大問題になるような要職」に就けるのはリスク管理的に見て危機感なさ過ぎだろと、就任当時からみんな思ってた、そしてこうなった、というわけで日本オリンピック委員会がみんな悪い。
