【カレーリーフ栽培】カレーリーフの発芽と移植【発芽編】

9/28にカレーリーフの種を蒔いてからおよそ1ヶ月が経ちました。前回の記事で書いたとおり、自家採種した種(ただし少し未成熟)の中から比較的大きいものを選抜して18個のジフィーポットに種蒔きをしたのですが、結果から言うと、思っていたよりも上手く行っていてちょっと驚いています。もう少しガッカリ、ギリギリの結果だと思っていたんですけど。

前回の記事

【カレーリーフ栽培】カレーリーフの採種と種まき【種蒔き編】 – NOBODY:PLACE



最初の発芽は種蒔きから4日後




発芽に必要なのは水分と温度で日光は特に必要ない、でしたっけ。外は秋の空気が気温を下げつつあるので、トレーのカバーを被せたまま1日中部屋の窓際に置いておいたところ、種を植えてから4日で発芽しました。トレー内は表面が曇るほどの高温多湿になっており、それが良かったのかなと思う反面、そのせいかいくつかの種には白いカビが生えてしまいました。底面給水式のトレーなので、今まで通り水を入れて常に土が湿るようにしていたのですがそれが失敗だったようです。カレーリーフにとって「高温」は必要であっても「多湿」はあんまり必要ないんでしょうね。

蒔いた種がカビてしまうというのは自家採種には良くあることのようで、原因は種に元々カビが付いているというのが良くあるパターン、対策は土の殺菌と種の殺菌とのこと。土はお湯を掛けたり日光に晒したり(季節によって変わります)、種はアルコールを塗布したり。そんなことも知らなかった僕はいくつかの種をカビさせてしまいました。幸い早くに気付いたので、カビが隣のポットに伝染する前に防ぐことが出来ましたが(パストリーゼの使用は一定の効果がありました)、実から果実を取ったあとメネデールに付ける前にアルコール殺菌をする工程を挟めばカビる可能性を下げられたはずです。次回はそうしよう。



葉が出たのは種蒔きから3週間後




その後は、先に根が伸びるのか表面上は少しずつしか大きくならない日が続きましたが、ある日、種が大きく割れて葉が出てきました。まだひょろっとしていて触っただけで抜けてしまいそうな感じ。慎重にジフィーポットごと5号プランターに移植したのち、昼はベランダに出して陽に当てて、夜は家の中で保温という生活。まだまだ過保護に育てます。



4週間後の大きさは3.2cm




その後少しずつ成長し、移植後1週間で3.2cmまで伸びてきました。葉の形もはっきりとしてきてなかなかかわいい感じです。あんまり思い入れを入れすぎると、もし何かあったときに辛いから止めておこうと思いつつ、かなり愛でてます。このまま大きくなってくれたらいいなあ。



そして、第2弾の移植を行いました




その後もポット内で発芽する種がいくつか出てきたので、2センチ程度まで大きくなったものを選んで5号プランターに移植。プランターは全部で6つになりました。移植するときに地面の上には2センチ程度しか出ていなくても、ジフィーポットの下まで根を伸ばしているものもあり、案外地面の下では成長しているんですね。頼もしい。

今はまだ暖かいので良いのですが、もう少し寒くなったらこの子らは全員僕の部屋で生活することになるわけか……なんかもう、夜酔っ払って足を引っかける未来しか見えません。それは困るなあ。でも外に出すわけには行かないので仕方ない。しかも冬の間は大きくもならないんですよね……枯れはしないけど現状維持って感じで。春までの辛抱です。



ちなみに:今のところ発芽率は約50%

移植前で発芽している種が3つあるので、発芽した種は都合9つということになりました。蒔いた種が18個だったので発芽率は50%ってことになりますね。市販の種の場合野菜などで発芽率90%以上、発芽が難しいと言われているバジルでも70%以上と書いてありますが、自家採種での発芽と言うことを考えると50%ならまずまずじゃないかなと思います。

しかも本来種を蒔くべきは春先。種蒔きから発芽し安定するまで1か月程度掛かったことを考えると、3月中旬ぐらいに蒔くのがちょうど良いのではないかなという気がします。暖かくなるのにつれて発芽し成長速度も増すという感じ。それなら寒さに負けてしまうリスクも低くて済むのになんで秋に蒔いた……いやー、やってみたくてしかたなかったんですよねー。家のカレーリーフさんたちが割とギリギリだっていう事情もありましたし。このままなんとか無事に春を迎えられることを祈るばかりです。


次回は、移植完了後か、冬を迎えて屋内に常に入れる状態になったときにでもレポートしたいと思います。みんながんばれー。