Amazon Lightsail インスタンスをアップグレードしました。

Amazon Lightsail
最近ときどきサーバが止まっていることがありました。おかしいなーそんな負荷掛かることしてないはずなんだけどなーと思いつつ、メトリクスを見るとCPU使用率が持続可能なゾーン(10%)をはみ出ることが常態化しており、定期的にCPU バーストキャパシティーがなくなっていることがわかりました。1回インスタンスを再起動するとしばらくは回復するんですけど、またすぐにバーストしてしまう。







急に何かサービスを追加したとか、新しいバッチ処理を始めたとかいうことも特になく、急にCPU使用率が上がる時間帯があるわけではなくずっとギリギリもしくは上限を超えているわけなので、これはもう現在のプラン($5/月)のキャパシティを超えてしまったんだなと判断して、素直にアップグレードすることにしました。



Lightsailのアップグレード

以下の手順で驚くほどあっさり移行出来ました。


  1. 旧インスタンスを停止する(3分)
  2. 旧インスタンスのスナップショットを作成(10分)
  3. スナップショットから新しいインスタンスを作成
  4. 静的IPから旧インスタンスをデタッチ
  5. 静的IPに新インスタンスをアタッチ

実質的なダウンタイムは15分ぐらい。ほとんどはスナップショット作成の時間です。


$5/月のプランから$10/月のプランに移行したことで、CPUの余裕が倍になりました。起動直後こそCPU使用率上限20%を超えていましたが、その後は10%前後に落ち着きました。メモリが倍になった効用もあるかも知れません。CPU使用率が20%を切っているとCPU バーストキャパシティーが蓄積されていくわけで、現在はまだCPU バーストキャパシティーは10%前後しかありませんが、この状況で何日か運用すれば十分なCPU バーストキャパシティーを確保して安定した状態になるかなと思います。



EC2への移行もちらっと考えましたが……

月10$払うなら、EC2で小さいインスタンスを作っても同じじゃなかろうか、連携考えるとそっちの方がいいんじゃないだろうかと一瞬考えましたが、Lightsailのアップグレードを体験してみたかったのと、緊急で対応したかったのとで今回は見送りました。インスタンス自体の移行は楽でも静的IPアドレスの移行が面倒くさそうですし、データベースにすんなり接続出来るかもわかりませんし。

そのあたりの「課題」について調べて解決出来る目途が付いたら、EC2に移行することもあるかも知れません。まあそんなにお金掛けるつもりはないので、しないかもしれませんが。そんなことよりもう使わなくなったさくらインターネットを早く停止すべきだな……まだ動いてるサービスが残ってるけど、移行する気が全然起きないし、バキッと停止してしまおうかしら。お金がもったいないし。