Windows用キーボード「Logicool K270」をmac miniに接続して使用する

リモートワークで在宅勤務になり、職場で貸与されていたmac miniが自宅にやってきました。業務時間中だけ使用するPCを切り替えるとかちょっと煩雑だなと思いつつ、私用のWindows PCに今さら開発環境を構築するのはもっと面倒くさいので、きちんと時間を切り分けるという意味でも2台を使い分けるようにしてみました。大方すんなり使えているんですが、キーボードの入れ替えが邪魔くさい。しかも古いApple純正有線フルキーボード。「キーボード配列違うし」と思って我慢して使っていたんですけど、さすがにそろそろ我慢の限界。Mac用ドを買おうか、いやその前にものは試しだとWindows用のキーボードをそのままmac miniでも使えるようにしてみたら、想像以上に便利でした。これで十分じゃん。



重要なポイントは2点


  1. 「Logicool K270」をmac miniに接続する
  2. キー配列を調整する



1. 「Logicool K270」をmac miniに接続する

使用したいWindows用キーボードがmacOSにも対応していればここは飛ばしでも大丈夫です。「Logicool K270」の場合Macに対応していなくて認識してくれない。そもそもこの製品、Bluetooth接続ではなくて純正のレシーバを通してLogicool独自の無線規格で繋がってるんですよね。だからそのレシーバを認識できるようにソフトウェアを入れなくてはならない。

というわけで、まず「Unifying Software」というソフトウェアをインストールしましょう。ダウンロードはこちらから。

Unifying Software – Logicool サポート + ダウンロード

「すべてのダウンロードを表示」をクリックしたあと、「Mac」で「macOS 10.15」を選択。「今すぐダウンロード」をクリック。




ダウンロードが完了したらあとは適当インストールして下さい。インストールが完了したらレシーバを接続、キーボードが自動的に認識されます。第1段階終わり。



2. キー配列を調整する

次にキー配列の調整です。

変更した方が良い配列はだいたい次の4つでしょうか。


  1. 無変換キー
  2. 変換キー
  3. Macの「Option」をWindowsの「Ctrl」に割り当てる
  4. IMEのオン・オフ切替キー

設定には「Karabiner-Elements」というソフトウェアを使います。Macのキー配列をカスタマイズする定番のソフトウェアらしいです。インストールは簡単で、ダウロードしたあと普通にインストールするだけ。起動後、設定の変更を求められるので指示に従って権限を付与します。

インストールが完了したら起動「Simple modifications」で以下のように設定します。




上から3つが先ほど上げたキー配列変更の上3つで、設定しただけでそのまま動きます。4つめはIMEのオン/オフ切替キーを変更するための準備です。デフォルトではWindowsの「半角/全角」に当たるキーに使用していないキー(上の例では「F13」)を割り当てておきます。

設定が終わったらキーボードの設定の「入力ソース > 前の入力ソースを選択」の割り当てを「F13」に変更します。




これで「半角/全角」を押すことでIMEのオン/オフが切り替えられるようになりました。僕はMacでもATOKを使っているんですが、問題なく起動できています。素敵。



使い慣れた道具はやはり使いやすい

職場でMacに触れているときは「郷に入らずんば郷に従え」と思って、なるべくWindowsの流儀は忘れ、Macの流儀で動くようにしてきました。それはそれで良かったのですが、でも自宅の狭いデスクで2つの環境が共存、しかも毎日切替が発生となるとさすがにちょっと煩わしい。古いApple純正有線フルキーボードはピッチが広く場所も取っていたので、変えて正解だったなと思っています。

Macフルキーボードに比べて「Logicool K270」はキーストロークが浅く、強く打鍵しすぎると手首を痛めそうですが、その辺は使いながら慣れていくしかないかな。もし無理そうなら「Logicool K270」みたいな超安物(定期的に壊す前提で選んでます)ではなくて、ちゃんとしたキーボードを買うべきだけど、たぶん大丈夫でしょう。道具は使い慣れたものが一番ですしね。上手く使えるようになって良かった。



参考サイト