URLに自動的に追加される文字列を削除するChrome拡張「ClearURLs」

ClearURLs
サイトを閲覧していると、URLに様々な文字列が追加されます。それらは閲覧者がどこから見に来たのかといった情報をサイトが収集するために追加されるのですが、ブックマークしたり、どこかにリンクを貼ったりする場合に非常に邪魔になります。多くのサイトでは文字列無しの代替URLを提案してくれているのですが、サイトによってはそれをしていないサイトもあります。



代替URLを提案してくれる例:NHKニュース




代替URLを提案してくれない例:東洋経済オンライン




もちろん閲覧するのには何の支障もないのですが、代替URLを提案してくれないサイト(例えば東洋経済オンライン)のサイトをアプリを使って共有しようとすると、文字列がくっついた状態で共有されてしまうことがあり、それが面倒くさい。なんとかしたい。



ClearURLs

そこで「ClearURLs」です。このアプリを入れると、ページにアクセスした時点で文字列を削除してくれます(アイコンクリックで削除、といった挙動にも変更可能)。

ClearURLs – Chrome ウェブストア


先に紹介した東洋経済オンラインの記事の場合、

https://toyokeizai.net/articles/-/349508?utm_source=rss&utm_medium=http&utm_campaign=link_back
https://toyokeizai.net/articles/-/349508

といったように変更してくれます。便利!


以前、Facebookから外部サイトに移動する際に追加される文字列を削除するChrome拡張を紹介したことがありますが、「ClearURLs」を入れればFacebookが追加する文字列も削除してくれるのでそちらは必要なくなりました。しばらくこれで使ってみようと思います。



ちなみに:「Tracking Token Stripper」という拡張もあります

検索して最初に見つけたのがこれでそれで行けると思ったんですが、残念ながらNHKオンラインのサイトに対応していませんでした。上で紹介したURLにアクセスしても文字列を削除してくれません。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200516/k10012433081000.html?utm_int=news_contents_news-main_003

「Tracking Token Stripper」のGitHubページに対応する文字列の一覧があり、Facebookが追加する「fbclid」やリンク元でよく使われる「utm_source」は含まれているんですが、NHKが追加する「utm_int」は含まれていないんですね。

jparise/chrome-utm-stripper: Browser extension that strips Google Analytics (UTM) tokens from URL query strings


一方で「ClearURLs」の方は「utm」で始まる文字列を削除対象にするので、NHKオンラインの文字列もきちんと削除してくれます。ルールファイルを見てみると「Tracking Token Stripper」に比べて対象範囲が広くとりつつ例外設定も多くして対応するというポリシーなようです。デフォルトの設定をエクスポートして改変することも可能なので、不都合があれば自分で対応してねってことかなと。

https://kevinroebert.gitlab.io/ClearUrls/data/data.minify.json