「始業時間」に対する考え方の変化

給与明細書のイラスト
以前サラリーマンをしていた頃の「始業時間」とは、「業務を開始する時間」でした。始業時間が9時であれば8時55分に出社し、タイムカードを押してトイレに行ったり同僚と話したりしながら過ごし、9時になったら仕事を始める、そんな感じ。社内ルール的にも「始業時間から仕事を始められるよう準備すること」みたいなことが書いてあったような気がします。今も書いてあるのかな。


それに対して今は8時50分頃出社しタイムカードを押して、すぐ仕事を始めます。僕にとっての「始業時間」とは、「その時間までに出社しておく時間」であって、仕事を始める時間では無くなっています。



理由は、タイムカードの切られ方の変化

「始業時間」に対してそういう考え方だったのには理由があって、それはつまり、給与の発生が15分刻みだったから。55分にタイムカードを押しても実際の給料は0分からカウントされるので、それで良かったんですね。居酒屋は30分刻みだったからもっと酷くて、交通事情などで遅刻し例えば10分にタイムカード切ったら30分までの20分間がタダ働きになるなんてこともありました。当時でも法律違反だったとは思いますが、5年ぐらいまでは習慣としてそういうのが普通にあったんですよね。

でも今、法律がきちんと適用されるようになって、多くの職場では分単位で給与が支払われるようになっていると思います。労働基準法で決まっている基準は、こんな感じです。


  • 1日の給与は分単位で支払い切り捨ては違法(切り上げはOK)
  • 月の給与は30分単位での四捨五入が可能

なので、早めにタイムカード押しても損しなくなったんですね。というか、タイムカードを押した瞬間から給与が発生してしまっているので、仕事を始める必要があります。だらだら雑談してたらそれはダメってことですね。どっちがいいかは人によるとは思いますが、個人的にはタイムカードで仕事モードのオンオフが出来る方が気が楽です。



レストランはどうなってるんだっけかなあ

入った時は「15分単位で」って言われていて、その後、「分単位で社員が計算しているからいつ切っても大丈夫」って言われたんですよね。で、明細を見ると「時間数:2.00」となってるので、端数も計算してくれているみたいなんですが、先月の給与明細見たら偶然なのか小数点以下が全部「.00」だったので、どうしてるのかイマイチ不明。15分単位だったら、0.25単位で数字が付いてるだろうからちゃんと処理してくれてるのかな。想定よりも深夜手当および残業手当付いてるから、良いんですけどね。