残り1枠の東京五輪代表切符を争う東京マラソンが1日、東京都庁～東京駅前行幸通りの42.195キロで行われ、日本記録保持者・大迫傑（ナイキ）が日本人トップとなる2時間5分29秒の4位でフィニッシュした。自らが持つ日本記録を更新し、2度目の報奨金1億円を獲得した。MGC（マラソングランドチャンピオンシップ）ファイナルチャレンジ男子第2戦で東京五輪代表に大きく前進。大迫とともに今大会の“3強”とされた設楽悠太（ホンダ）は16位、井上大仁（MHPS）は26位に終わり、代表争いから脱落した。
吠えた大迫傑、東京五輪前進にレース後は男泣き「9月の3番から苦しい戦いだった」 | THE ANSWER スポーツ文化・育成＆総合ニュースサイト
すげー！！！
なぜかわからないけど昔から大迫選手が好きで応援してきたので、ニュースを見てホント嬉しかったし、リスクを背負って東京マラソンに出場しなくても誰も日本記録を更新しなければ自分が代表に決まるっていうシチュエーションで敢えて出場してきて、なおかつ自分の日本記録を更新しつつ日本人トップでゴールするって格好良すぎてリアルに声出た。ほんと格好良すぎ。
歓喜の瞬間、大迫が吠えた。トップでゴール地点に戻ってくると、50メートル手前からガッツポーズ。声にならない声を上げ、最後は感情を爆発させ、ゴールに飛び込んだ。自らが持つ記録を更新し、日本新記録を樹立。日本人トップとなる全体4位で東京マラソン代表に大きく前進した。
吠えた大迫傑、東京五輪前進にレース後は男泣き「9月の3番から苦しい戦いだった」 | THE ANSWER スポーツ文化・育成＆総合ニュースサイト
レース後、インタビューに答えた大迫は「ずっと狙ってきた大会だったので、日本記録ということで、まだ内定はしてないけど、次につながる走りができた」と安堵の表情。ゴールの瞬間、鬼の形相でゴールした。思いを問われると「9月に（MGCで）3番になってから非常に苦しい戦いだったけど……」と話すと声を詰まらせ、顔を覆った。
しばらく沈黙の後、顔を上げると涙を浮かべ、「しっかり走りを見せることができてよかった」と言葉をつないだ。日本新記録については38キロくらいから意識したといい、「自分への挑戦だった。負けないようにと思ってチャレンジできた。次につながる」と安堵した。東京五輪代表については「あとは待つだけ。自分自身はベスト尽くせた。しっかり待ちたい」と語った。
「大迫半端ないって」の「大迫」といえばサッカー日本代表の大迫勇也選手（ブレーメン）のことだけど、いやあ、マラソンランナーの方の「大迫」もハンパない。先頭集団が2時間3分台という高速ペースで実際優勝したエチオピアのB・レゲセ選手のタイムは日本記録を上回る2時間4分15秒だったのだけど、1度は先頭集団から離れながら盛り返して最後は日本人トップだった井上選手を抜いてのゴール。さすがやで。まだびわこ毎日マラソンが残っているので代表内定とまでは言えないけれど、有力選手が振り落とされるペースでの決着がこれってことを考えるとほぼ決まりかなあと。
ランナーにとっては勝利やタイムを代表枠に紐付けられるのは厳しいかも知れないけれど、その反面、何をクリアすれば良いのかがクリアになってモチベーションを上げやすいと思うし、見る方にとってもわかりやすく応援しやすい環境で、やっぱりこれやって良かったねと思います。次のオリンピックの時にもまたやったら良いんじゃないかな。
