【今日のニュースから】アメリカの大統領選挙がじじいばかりの謎

アメリカの大統領選挙が始まっています。



アメリカの大統領選挙は、


  1. 共和党、民主党それぞれが代表を決める選挙を実施
  2. 各党の代表と、それ以外の立候補との間で決選投票

という順に進むんですが、選挙は50州それぞれで順次行われていくので、必然的に一定期間続くイベントの様相を呈します。まるでメジャースポーツのプレイオフのオフのようです。



アメリカ大統領候補がじじいばかり

現在のアメリカ大統領候補は、共和党は現職のトランプ大統領、民主党はバイデン前副大統領とサンダーズ上院議員が争っています。驚くのはその年齢で、トランプ大統領も合わせた候補3人ともが70代。

米大統領選に向けた民主党の候補者選びは山場の「スーパーチューズデー」を経て、ジョー・バイデン前副大統領(77)とバーニー・サンダース上院議員(78)という、70代後半の2人による争いとなった。対する共和党は現職のトランプ大統領(73)が候補者となる公算が大きく、次の大統領は70代の白人男性となりそうだ。

大統領選、70代おじさん同士の対決に? 漂う後退感 [トランプ氏と戦う民主候補は]:朝日新聞デジタル


並べると絵がすごい。全員70代。ここから誰か1人を選べといわれるアメリカ国民もしんどいなあ。若ければ良いってわけでもないけど、もうちょっとなんとかなんねえか。





最近のアメリカ大統領はずっと若かったのに

直近のアメリカ大統領の就任時の年齢は以下の通り。


  • 第40代 ロナルド・レーガン(69歳)
  • 第41代 ジョージ・H・W・ブッシュ(64歳)
  • 第42代 ビル・クリントン(46歳)
  • 第43代 ジョージ・W・ブッシュ(54歳)
  • 第44代 バラク・オバマ(47歳)
  • 第45代 ドナルド・トランプ(70歳)

レーガン、父ブッシュの2人は60代でしたが、そこから3代続いて比較的若い大統領が続きました。1期4年で3人とも2期勤めていますから、24年間若い大統領が続いたわけですが、トランプ大統領が就任して潮目が変わりました。

トランプ大統領が就任した時点の年齢「70歳」はアメリカ大統領就任時の年齢として歴代最高齢でした。それだけ特別なことだったわけですが、それから4年が経ってまさか大統領候補が全員70代になるとは。いやそれどころか民主党の大統領候補は、バイデンとサンダーズどっちがなったとしても70代後半。いくら高齢化社会だからって体力を必要とするであろうアメリカ大統領職をまっとうできるのか。他にもたくさん候補がいた中で2人が残ったってことは担いだ人がいたわけで、その人たちは何を考えて担いだのか……革新より安定を求める思考なのか?


最近この本を読んでいて、アメリカについて色々考えることがあったので気になったのでした。よくわかりませんが、これを良しとする心情が今のアメリカにあるってことなのかなあ。謎です。