異世界転生ものはもう(いいです)

勇者のイラスト
主人公が異世界に転生して大活躍するいわゆる「異世界転生もの」がラノベで流行ってどれぐらいになるのか詳しくは知りませんが、なんとなくそういうのがあるらしいなー流行ってるらしいなーでもまあラノベあんまり買わないし縁ないよなーと思っていたら、今期見ているアニメ3作品がどれも異世界転生ものでした。そんなにか。








さらに、インスタとか見てると表示されるコミックサイトの広告ありますよね。あるときあれで出てきた、異世界転生ものが面白そうだったのでクリックして無料分だけ読んだんです。面白かったけど有料分を買うのはちょっと保留かなーなんて思ってたら、それ以来出てくる広告が全部異世界転生物になりまして、害虫駆除人が転生したり、普通の村人に転生したり、魔王が転生したり、交通事故で転生したり、社畜に届いたメールをクリックしたら転生したり、お前らもう気軽に転生しすぎだろ。しかも転生した先がどれもこれもいわゆる日本的RPGの世界ってどういうことなんだ。もうちょっとなんかこう、違う異世界ないのか。確かに剣も魔法もドラゴン魔物もあって魅力的ではあるけども。

広告だけですっかり食傷気味になってしまいまして、最初のコミックの有料分も結局買わずじまい。これが有名な焼畑農業か……聞きしに勝る凄さだな。どれだけの人員がこの焼畑に投入されたのだろうか。ラノベや漫画やアニメだけじゃなく、小説やドラマや映画だって同じようなもんなので、文化的流行ってそういうもんなんだろうと思いますけど(それこそ落語や歌舞伎や芝居だってそうだったし)、いやあ。設定としては結構好きなんだけど、それで面白い作品もたくさんあるんだけど、さすがに飽きる。飽きたなあ。



でも「本好きの下剋上」は好きです。

原作の小説もそのコミカライズも大量に出てて、しかもその書評にめっちゃ厳しいコメントが付きまくりで、そこまで叩かなくても良いんじゃねと思いつつ買ってないんですけど、それはそれとしてアニメは楽しいです。なんかねえ、RPGみたいななんちゃってヨーロッパ風じゃなくて、ある程度質感のある中世ヨーロッパ的な描写がいいんですよ。魔法的なものの存在は示唆しつつ安易に魔法で解決せずに、人々は知恵と体力と我慢で乗り越えている感じ。知識だけはある主人公が実学を学ぶ姿は、Amazonのレビューでは叩かれてたけど(笑)、僕は好きです。ルッツの疑いを解き解り合えたときは、グッと来ました。

アニメ第2期も決まってるらしいので、しばらく付き合って行けそうです。まだまだ展開が見えないもんなあ。最初から出てるけど「しんかんちょう」(神官長?)って誰なんだとか。どうなるのかなー