韓国関連の話題が気になってネット上ではあるけれどいろいろなニュースを読んでます。日本のメディアはだいたい同じスタンスではあるんですが、自制的に事実のみを報道しているメディアもあれば、もう一歩踏み込んで韓国を非難するもしくはあざ笑うようなメディアもあり、様々。もちろん極少数、韓国に対する攻撃を止めよ、ないしは韓国の意見を聞いてそれに沿うように政策変更せよというような感じのメディアもあったりするんですが、主に左派系のメディアの方が動揺している感じがあります。日本でいうと朝日新聞とか。右派系のメディア(産経新聞など)は、いつもだったらもうちょっと韓国に対する批判が強い論調なのに今回ばかりは多少自制している感じがあって、逆に落ち着いているような。まあなあ、今までのようなバチバチにやり合うよう感じとは違って、今回は韓国政府の「何言ってんの」感が圧倒的すぎてこれ以上言うことないもんなあ。
でまあ、情報収集をするわけですけど、「日本に論理的優位性がある」「韓国は自暴自棄になって国民を扇動している」みたいな話は聞き飽きたので、それ以外の話、例えば韓国経済の直近3ヶ月がどんな感じで向こう3ヶ月はどんな見通しなのかとか、来年行われる韓国の総選挙の情勢はどうなのかとか、日米が手を引いた場合韓国は北朝鮮に対抗出来るのかとか、中国はこの事態をどう見ていて韓国を手中に収めるために次にどんな手を打ってくるのかとか、そういう話が読みたくていろいろ見てるんですけど、なんかねえ、まだ時期的にい早いのかも知れないけどそういうちゃんとした情報に行き当たれないんですよね。ニュースのほとんどは韓国メディアの翻訳とか韓国メディアの日本語版の引用とかに、日本の反応をちょっと付けるだけで、「韓国が感情的になってる」以外の情報がないって言う……もうちょっとなんかないか。良くも悪くも最終的に一番網羅的で中立なのはNHKなんだけどまだ特集を組んでくれてないし。
と、そんなことを繰り返してたら、Yahoo!JAPANの「あなたへのおすすめ」が韓国関連ニュースだらけになってしまいました。
違う、そうじゃない。こういう雑多な、日本国民と韓国民の軋轢みたいなニュースを見たいわけじゃないんだ。ほとんどのメディアが「読者をいかに煽るか」に必死になってるから仕方ないけど、たとえばダイアモンドオンラインのこの記事みたいなヤツが読みたいんだ。
7月上旬以降、アジアの通貨市場で韓国ウォンの下落が目立つ。この間、ドルに対する為替レートの変化率を見るとウォンは5%近くも下落した。8月に入りドル高・人民元安が注目を集めているが、ウォンの売られ方はそれよりも大きい。
韓国経済にウォン大幅下落の難題、文政権は「反日」で乗り越えられるか | 今週のキーワード 真壁昭夫 | ダイヤモンド・オンライン
中国経済の減速懸念に加えて、8月2日、日本政府が韓国を“ホワイト国”から除外したことはウォン安に拍車をかけた。市場参加者の間には、米中問題のこじれや日韓の関係悪化などにより、韓国経済のファンダメンタルズ(基礎的条件)が一段の悪化に向かうとの見方が増えつつある。経済専門家の中には、これから文政権が経済政策を大きく変革しない限り、長期的に韓国経済についてかなり厳しい展開を余儀なくされるとの見方が多い。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、反日姿勢をさらに強めて支持を取り付け、来年の総選挙を乗り切りたいと考えているだろう。ただ、韓国経済を取り囲む状況を考えると、経済状況がすぐに改善に向かうことは考え難い。韓国経済の不安定化は続くとみるべきだろう。
失速し掛かっている中国経済と言い、韓国経済と言い、東アジアはどうなってしまうんだ。万が一にも北朝鮮が韓国に攻め込みでもしたら割と洒落になんないと思うんだけど……今日も今日とて韓国ウォンは下落しております。どうすんだろうなほんとマジで。