イギリスの3倍…⁉日本の携帯料金、やっぱり高すぎだった(長谷川 幸洋) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)
菅義偉官房長官が8月21日、札幌市内で講演し、携帯電話料金について「4割程度、下げる余地はある」と述べた。これを受けて、大手携帯3社の株価が一斉に急落する事態になった。はたして携帯料金は下がるのか。 菅長官は「(NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの大手3社の)携帯電話料金はあまりにも不透明で、他国と比較すると高すぎる。競争が働いていないと言わざるを得ない」と指摘した。そのうえで「(事業者は)国民の財産である公共の電波を利用している。過度な利益を上げるべきではなく、利益を利用者に還元しながら広めていくものだ」と述べた。
菅官房長官が携帯電話料金について「4割程度、下げる余地はある」と発言して話題になっています。確かに携帯電話料金って需要の増加に従って年々高くなるけれど、一方で携帯大手3社は毎年過去最高利益を叩き出しており、携帯料金高騰の理由が原価上昇などの理由ではないんじゃないかという気はします。回線数は頭打ちのはずなのに利益が増えているということは、利益を上乗せし続けているんじゃないかと。経営が心配され続けているソフトバンクでさえ、営業利益6,892億円ですからね。
こういう商品設計は、設計をちょっと間違えると利益が大きく変わってしまうと思うので「じゃあ3,000億円分返せよ」みたいな単純な話にはならないことはわかっているのですけど、まあしかし高いよねという気はします。2002年から2014年までの集計結果がこちらにありますが、固定電話の減少を上回って携帯電話料金が増えています。
家計における携帯電話料金の推移(2002〜2014年) | ku:neko ism
そう考えると、携帯電話料金の引き下げは自然なことなかなあと思いますし、上手いこと誘導できるならそれに越したことは無いよねと思うわけです。もうちょっとなんとかならんか。
要するに格安SIMに誘導すれば良いんじゃね
ちなみに僕の話をすると、家でも職場でもWi-Fi、電話はほとんど使わないといったことに加えて、TwitterやInstagramの利用がデータ通信量としてカウントされないLINEモバイルの「データフリープラン」のおかげで、データ容量月3GBが毎月ほとんど繰り越されています。基本料金や通話料を含めた携帯電話料金の総額は、8月2,734円、7月2,821円、6月2,281円などとなっていて、平均的な携帯電話使用とはかけ離れた額です。ソフトバンク時代も同じような使用状況だったのに月8,000円前後支払っていたことを思うと格安SIM様々です。素敵すぎ。家庭によってネット回線と一緒になってるとか、電気料金と一緒になってるとか、莫大なデータ容量が必要とか事情は色々あるでしょうけれども、携帯単独で契約を変更出来るのであれば、みんな格安SIMに乗り換えれば幸せになれるよねー、そして実際、そういう人はとっくに乗り換えてるよねーと思うので、政府としてはサービス料金そのものの引き下げを要求するのではなくて、MVNOへの接続料、SIMフリー化およびその手数料などの低減、複数年縛りによる固定化の排除などに力を入れることによって、国民がより安いプランを選べるようにすることが、ひいては携帯電話料金の引き下げに繋がっていくんじゃないかと思います。
そっちの方が「政府主導で携帯電話料金を決める」みたいな感じより自由競争的で、ずっと印象が良いんじゃないかな。
オマケ
LINEモバイルでは紹介キャンペーンをやってます。招待キャンペーン(第6弾|キャンペーン・お得情報|LINEモバイル
招待した僕に1,000円分のLINEポイントが入る一方で、招待された方には2,000円分のLINEポイントが入りかつ登録事務手数料(音声SIMの場合3,000円)が無料になるというキャンペーンです。招待には24時間有効の「招待URL」というものが必要らしいので、興味がある方は声かけて見てください。