【蛇足】 農業や漁業、畜産を論じる一部の人たちに感じる「視線」

一つ前のエントリのおまけです。
蛇足として書いていたのですがあまりに蛇足なので一つのエントリとして分けました。


農作物や海産物、畜産の安全性について調べていると現行システムを否定する人の中にある種の「視線」を感じることがあります。それは何かというと、

あいつらどうせ学もないしアホだから儲かるためには何でもやるぜ

という差別思想です。

本人達が気付いているかどうか解りませんが、どうも、一次産業に従事する人間に対して、こいつら信用できねえと思っている節があります。どうせ高卒だろとか、安全性よりも利益率を優先してるんだろとか、自分が何を餌にしているかも解ってないんだろとか、そういう概念というか前提というか。ステレオタイプだけで「信用しない」と決めてしまっている。


自分が付き合いのある漁師さんを考えると、まぁ確かにそういう人もいないことはないですよ。漁から帰ってきて午後イチには酔ってることもあります。でも自分の仕事に対しては、どの人も真面目により良いもの(安全で美味なもの)を食べる人に届けようと一生懸命です。自身に化学的な素養は無いかも知れませんが、漁協が講習会を行うなどして知識の共有を図っていて、自分が何をしているかは知っています。

現行システムを批判することに熱心な人に、そういう差別思想が根付いてしまっていることに(そんでそれに気付いていないことに)すごい不安を感じるんですよね。そんなことで良いんですかね?根拠のない不信を批判に繋げるようなことは、止めた方が良いと思うのですけどね。感情がそれをせよと働きかけてくるのならば、努力してその感情をコントロールできるようになって下さい。話はそれからでしょう。