KIRINのスペシャリティ・プレミアムビール「グランドキリン」を飲んでみました

GRAND KIRIN


6/19発売開始→即購入ながら諸事情で飲むのが遅れてしまっていた、キリン・セブンイレブン共同開発のスペシャリティ・プレミアムビール「グランドキリン」を飲んでみました。

KIRIN_グランドキリン

「グランドキリン」の売りは、麦芽使用量と特殊な製法によって香りを増したホップ。その2つによって実現される「芳醇なコク」と「深みのある香味」が1本で満足できるビールと呼ぶ所以のようです。




率直な感想は…「毬花一番搾り」に似てますね。

プレミアムビールではありますがベースはラガーです。なので味わいよりものどごしを重視した作りになっていて、その上に独特の甘味ととても心地の良い香りが乗っている感じ。苦味は控えめで酸味はありません。「スーパードライ」のようにごくごく飲むビールでは無いし、ベルギービールのようにビールそのものが主張する味に耳を傾けるようなビールでもありませんが、誰かと食事をしながら交互に味わうビールとしては最適なビールではないかと思いました。

個人的には「1日の終わりにこれを1本飲んで満足できる」というコンセプトには少し物足りないですが、それはきっと濃いめのエールが好きだからでしょうね。普段はドライなラガーを飲んでいて、今日は少し趣向を変えてということであれば満足できる美味しいビールだと思います。これで240円は正直安い。輸入ビールだったら400円とか普通にしますしね。今日はちょっとゆっくり味わって飲みたいと言うときに良いと思います。



なにより僕が嬉しいのは、キリンという大会社が新しいこだわりの製品を作ろうとしたこと、ですかね。

最近のビール会社は低価格の発泡酒や第三のビール、はたまたビール味のソフトドリンクを作ることにばかり注力していて、美味しいビールを作るという取り組みをすっかり忘れてしまっているようで、それが僕にとっては寂しかったのです。僕の好みが社会のニーズからずれているというのは理解していますけど、それにしても方向性としてもう少し何とかならないかと…


キリンのチルドビールは美味しかったのになぁ…