バンコク旅行記も無事終わりましてやれやれというところですが、「旅行記中のエピソードとしては少し重くなりすぎる」という理由でカットした話がいくつかありますので、個別にぼちぼち書いていきたいと思います。
最初はやはり、料理の話。
行く前のタイ料理の印象は「辛い」「甘い」「酸っぱい」。個人的には辛いのはかなりのレベルまで大丈夫(サドンデスソースをタバスコの代わりに使えるくらい)ですし、日本のタイ料理屋で食べるタイ料理はどれも大好きなので「口に合わない」というような心配はしていませんでしたが、日本で食べるのは1月に1回あるかどうかくらいであって毎日ではないわけなので、「好きな料理だけど3日もいたら日本料理が食べたくなるんだろう」なんつて思ってました。帰国してすぐに味噌汁を求める的な。
でもねー実際にはどうだったかというと、全く苦になりませんでしたね。僕はホテルの朝食もタイ料理中心に食べていたので、3日3食ずっとタイ料理を食べていたことになりますけど、全然飽きませんでしたし、むしろ「食べ足りない」という印象の方が強く。もともと好き嫌いが全くないということもあるでしょうし、インド料理を習ってスパイスに親しんでたってのもあるでしょうけど、「街に充満する食べ物の香りがダメ」「スパイスがダメ」「辛いのがダメ」「甘いとか理解出来ない」と言う人も知っているので、やっぱり僕には合うんだろうなと。
ジャスミンライスが炊けるときの香りの強烈な印象や、スパイスの香りというかややもすると泥臭くも感じるような屋台の料理の混ざった香りは今でも脳に残ってる感じしますし、食堂やフードコートで食べた料理の味は本当に美味しかった。「やあ、屋台なんかで食べるよりもっと美味しいパッタイはあるよ」という話もある(ガイドブックに書いてあった)けど、そうかもしれないけど、僕は観光客であって住民じゃないのでね。「綺麗でオシャレなレストランで創作タイ料理」というのも悪くないけれど、観光客としてそれを求めるかと言われると、うん、求めない。「屋台や食堂の雰囲気が味として料理に添加される」というのはあります。はい。
とはいえ、お腹壊さなかったのは性に合ってたというよりも単純にラッキーだったんだろうなーとも思ってたり。僕が気をつけていたのは、
- 生水を飲まない
- 氷を食べない
- 作って時間経ちまくってるような屋台料理は避ける
くらいですが、食堂の皿洗いの感じ見てればまぁね。何かあってもおかしくない、それも周りのタイ人は全然平気で僕だけお腹壊すとかあり得るなーと思います。スパイスによる刺激とかじゃなくて衛生的な意味で。結構簡単にお腹壊すタイプですし。ただラッキーであったとしても普通にいろいろ食べた結果お腹壊してないので、事前に思っていたよりはやばくないのだなと思いました。どんなの想像してたんだ自分。
僕が旅行に行く理由のは半分くらいは食事が目的なのですが、そういう意味で言うとバンコクはその目的を十分に満たしていました。沖縄と同じくらい。街の雰囲気自体も好きでしたが、料理が美味いと言うだけでも「もう一度行きたいなぁ」という理由になっています。もう一度行きたいなぁ。朝っぱらから屋台とか、注文屋台で食べるとか、食べたことない料理に挑戦してみるとか、してみたいなぁ。