1日の中で何かを思いつくのはいつか
まぁなんかそういう話ってよくありますよね。熱いシャワーを浴びるとかトイレに入ってるときとか散歩してるときとか。僕の場合は朝、仕事に行くために準備をしているときです。
矛盾というか逆説的というかそんな話なんですけど、なんというかですね、ルーチン作業で忙しくしてる時ってすっごく暇ですよね。忙しいのに暇ってどういうことだよと言うことなんですけど、例えば歯を磨いているときって凄く忙しくて他のことは出来ませんけど、でもじゃあ歯を磨くことについてもの凄く考えてるかって言うと全然そんなことはないですよね。むしろほぼ何も考えてない。髭剃ってるときだって目に入る髭にカミソリを滑らせているだけでここの髭を掃討してやろうとか色々考えている訳じゃないです。
そういう状態なので頭の方は時間をとても持て余していて、なんだか色々よくわからない方向へ飛んでいってしまうのですね。大昔のエピソードを思い出したり、もしこうなったらどうするかという想像をしたり、夏に行きたい旅行先のことを考えたり。そんなとりとめのない自由な状態に思考能力を置いておくと、リラックスしているのか、セレンディピティなのか、何か突然色んなことが閃くんです。僕の場合。
もちろん手は忙しいのでその閃きをメモする暇なんか無いんですが、そこは無理して手を止めてメモする。じゃないと消えちゃうから。時間的にはビールの泡くらいのフィーリングで消えちゃうから。だから急いで自室に帰ってメモをとり、再び洗面所に戻って歯磨きの続き。髪の毛を洗ってる最中に思いついてタオルで髪の毛を拭きながら自室に帰ってメモって、また乾かす。そんなことの繰り返し。そんな毎日。
人によって「閃きの時間」て奴は違うんだろうなぁとは思うのですけど、僕の場合はそんな感じです。というこれも一昨日の朝、食器を洗ってるときに思いついたことです。そういやこの「出勤前30分」ってやたらと色んなことを閃くなと。時間帯どうこうではなくてその時の精神状態なんでしょうけどね。