…さて、ちょっと太秦でも行ってこようか。
というわけで、帷子ノ辻(かたびらのつじ)到着。
もし、京都駅から行く場合は、山陰本線で太秦まで行って歩くか、
地下鉄で四条まで行き、阪急に乗り換えて四条大宮まで、嵐電に乗り換えて帷子ノ辻。
ないしは、地下鉄で御池まで行き、東西線に乗り換えて太秦天神川まで行き、嵐電。
いずれにせよ、ちょっと遠いですね。
外観と看板。ごく普通の中華料理屋です。
店内は、落ち着いた感じでテーブル席が5つ、奥は座敷。
香港の大きなパノラマ写真が目を引きます。
そして、テーブルには既に噂のラー油が。
中にスパイスがぎっしり!
日本でいういわゆる「ラー油」は、油の成分が多くて液体ですが、
菜館Wongのラー油はどちらかというと、沖縄の島ラー油に似た感じ。
試しに味わってみると…辛さはそれほどなく甘みすら感じるんですが、
それは決して砂糖などの味付けではなくていわば旨味。
中に詰め込まれた様々な成分から抽出された味が、何層にも重なっている感じです。
揚げたニンニク?のようなさくさくとした食感がまたいい。
香りも非常に良く、これが不味いわけないですね。
ちょうどお昼時だったので、ランチセットを。
冷やし担々麺はまだやってないとのことだったので、広東風ネギソバを注文。
これがまた鶏ダシのあっさり塩味で美味い。しつこい感じはなくて、
本当に美味しいスープに、細麺と野菜が乗っている感じ。
これはラーメンじゃないですね。確かに中華料理です。
で、セットなんでついてきた白飯。
せっかく何で、ラー油を載せて味わってみる。
これ、やばいわー。
付けるというよりは乗せる、飲むというよりは食べる。そんな感じです。
ラー油は、やはり大人気らしく、食事をする人の殆どが買って帰るほど。
在庫はかなり潤沢にあって、何度か見てたらお店のおばちゃんに
「大丈夫ですよ」、と笑われました(笑)
思わず2つ購入。
写真ではちょっと比較しづらいですが、結構しっかりした瓶に入ってます。
1つがだいたい300gくらい入って、680円。
昨今の島ラー油の高騰(京都だと1,000円超えてます)から考えると激安ですね。
前述したとおり、「激辛!」という類のものではないので、
日本のラー油と同じようには使えないと思います。
でも、僕が好きな蕎麦つゆとラー油を2対1くらいで混ぜて食べる蕎麦に使ったり、
卵かけご飯にちょっと乗せて食べたりするのには最適かなと。
料理に、辛味よりも深みを与えてくれそうです。
以上、福岡に向けて、自慢レポートでした。
いや、マジ美味いっすよ、これ。