とらドラ!最終話。


遂に最終回。


あーこういう最後なのか…というのが率直な感想。
どうせなら、元の仲の良い2人のままで何らかの形にたどり着けなかったか、
そう思ってしまうのだけど、でも、現実的に考えて自分の家族と断絶したまま、
はい、ハッピーエンドです☆ってのも…それはちょっと違うよな。
それだと、祖父ちゃん祖母ちゃんに会いに行ったことと矛盾してしまうし、、、
このすっきりしない感じはすなわち、そのまま奴らの心境なのかもしれないなーと思ったり。


とらドラ!の原作を読んでいて、6巻で凄く印象的な表現があって、
それは生徒会長(狩野すみれ)と大河の喧嘩の場面だったと思うんだけど、
どんなに冷静そうで、どんなにしっかりしているように見えても、17歳なんだと。

よくよく考えてみれば、作品の中で繰り返し言われていたんだけど、
高校生を題材にした作品である以上、その中の登場人物がどんなに苦悩しても、
どんなに頑張っても、どんな決断をしても、やっぱりそれはガキなんだよね。
大人の俺らとは違う。俺らから見て滑稽に見えたとしても…
自分がその年齢だったらやっぱそうなるよね。

小説や、アニメや、ドラマを見てるとそういうの、結構、忘れかけちゃうじゃん?
大人が描く高校生って必要以上に大人じゃない?考えてみればさ。
そういうもんなんだと思うよ。ちょっと納得してしまった。



そういうことを考え合わせると…
物語としては、すっきりしない寂しい感じが残るんだけど、
それは回り道で、結果はこれで良かったんじゃないかってちょっと思った。
最初見始めたときとは、なんか、印象が全然違って、
これって結構、大事なこと言ってるのかもって。

まぁ、もうちょっとね、大河のあれこれを見ていたかったってのはあるけどね。
高校3年丸々残ってたのにさ。
でも、そんなもんなのかもしれないな。
高校生活って、そんなもんだったかもしれないわ。考えてみるとね。

楽しいときも、そうでないときもあって、
意外なほどあっさり時間が来たらきっちり終わって戻らないんだよね。
ごく当たり前のことなんだけど。



アニメに詳しいわけじゃ全くないから、アニメとしてとかよくわからんけど、
良い作品だった。そう思います。うん。



原作の方は最後までもうちょっと残ってるので、もうしばらく楽しめるかな。

続編が出たら、もっと違う成長が見れて面白いと思うんだけど、
そればっかりはね。わからんし。
今は、ありがとう、と言いたいです。うむ。


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