【読書感想文】 服部文祥 / サバイバル!── 人はズルなしで生きられるのか

Numberをいつも通り読んでいたら、後半にある本コラムの記事を服部文祥さんが書いていて、
おおーと驚きつつプロフィール読んだら最新刊が新書で出たということだったので買ってみた。

サバイバル!―人はズルなしで生きられるのか (ちくま新書)サバイバル!―人はズルなしで生きられるのか (ちくま新書)
服部 文祥
筑摩書房 2008-11
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本書は、「サバイバル登山家」で描かれた服部さんのスタイルを、
サイドから補強するような実践的なものになっていて、
実際に使用される道具の紹介からその使用に関するコツ、
「サバイバル登山」をするに当たっての心構えのようなものが記されています。


概念だけで説明するとなんか凄く高尚な感じもするけれども、
中には、誰か助けてくれないかなーと思っていたら知人に出会って、
冗談めかして支援を求めたら「成就を願ってます(笑)」とスルーされた…なんて話もあって、
実際にはものすごく人間くさいところもある人だよなぁ…と思いました。
多分、会ってお話しする機会があったら、色んな面で印象が変わるんじゃないかなぁ。

「サバイバル登山家」では、確かに今考えると若干肩に力が入った、
「僕がやっていることを他人に紹介する」という意気込みが感じられたけれども、
本書では良い意味でもう少し力が抜けていて、少し読みやすいかもしれない。
だからといって魅力を失っていると言うことはなくて、逆に自分もやってみたいけど、
んー…でもここまでは無理だよなぁ、、でもトライしてみたいなぁ…という気にさせられました。


基本フリークライミングだったり、最低限の荷物しか持っていかなかったり、
状況が悪くなったら(例えば台風で3日動けなかったら)非常に危険だろうなぁと思うけど、
これからも元気に精力的な活動を続けられることを願ってます。



追記

1/14に書く予定だったのに遅れに遅れてしまった…というわけでアップ。