「ありのままの自分」と「本当の自分」。

あんまり書くと自己啓発っぽくて胡散臭いので戯れ言レベルで。


よく「ありのままの自分」とか、「本当の自分」とかいう単語を見かけますが、
この2つって自分の再評価という意味では同じ路線にあるものの、
実際には全く別物だよねとふと思った、というお話。


「ありのままの自分」ってのは、かっこつけとか見栄とか虚勢とか、
そういう装飾の部分、感情の部分、全部含めた自分っていう感じ。
言って見りゃ今の自分全肯定、というか否定の否定みたいな感じ。

「本当の自分」ってのは逆に、装飾の部分を1つずつ削ぎ落としていって、
最後に残る、自分が本当に大事にしているもの、意志/感情、みたいな感じ。
言って見りゃ今の自分の否定、過去の自分の肯定みたいな感じ。



場面場面において、どっちが大事とか言われるんだけど、
── ありのままの君が好きだとか、本当の君を知ってるとか
はっきり言ってこの2つは相容れない存在、トレードオフな関係にあるから、
相手が現在の自分に執着していたら「本当の自分」を、
逆に現在の自分に自己嫌悪していたら「ありのままの自分」を使えば良いっていう話で…

口当たりは良いけど、結局中身なんかないよね、とか。


結局のところ、別にどっちが大事とかないよなー

両方大事で、両立できないからこそ悩むんで。
心の安定に効果があるとしても、本質的には詭弁だよね、と思った次第。