【読書感想文】 ハロルド作石, 月刊少年マガジン編集部 / BECK AT LAST volume33 1/3




BECK最後の解説本。
ここまで解説本は全部買ってきてるしなーってことで購入。
そうしたら、存外に面白かった。

BECKにまつわる音楽的なバックグラウンドの紹介(ストーンズの話とか)は、
これまで通り面白いし、それに加えて、ハロルド作石さんへのインタビュー、
またそれぞれの登場キャラクターの裏設定、その後どうなったかなどの話が読めてなかなか。
居酒屋蜀チェーンがそんな設定だったとは知らなかったよw


BECKという作品の後書きというか、〆というか、そんなものに
上手くなっていると思うし、BECK好きの方は立ち読みだけでもしてみて下さいな。


そうそう、読みながら思ってたんだけど、BECKが終わっても、
他の作品に比べて『寂しい』感情が少ないのは、多分また他の作品で出てくるだろうと
思ってるからだろうなーと。

BECKにも、毒島、チックくん始めたくさん出てきたしなぁ。
また他の作品を書かれる機会があれば、んでその設定が中世とかぶっ飛んだヤツじゃなければ、
また会えるんだろうなー、近況はわかるよね、と。



あと、本の最後の方にグッズの紹介が載ってるんだけど、
あー…少年漫画雑誌のグッズ展開力って弱いのね…とか思った。

グッズはT-シャツと、ギターのミニチュア、犬のフィギュアなんだけども…
なんだろうなー…そうじゃないぜ、と。

ギターのミニチュア出すくらいだったら、もう少し小さめでストラップとかにして欲しいよ。
ベックやキースをあしらったストラップなら欲しいんだけどなー。
フィギュアは造形が微妙(マニア的なアレはわからんけど原作と顔が違うw)だし、
もうちょっとなんかファンが触手を動かせそうな何かはなかったんだろうか。。

アニメ系の雑誌の商品展開力というか、
次から次にファンに訴求する取りそろえとかもうちょっと学んだ方が良いような。
BECKはだいぶ好きだけど、別にギターのミニチュア欲しいとまでは思わないもんなぁ。
(犬に比べてギターの造形はかっこよさそうだけど)


水曜どうでしょうもグッズ展開上手いよね。
テレビとぜんっぜん関係ないものとかも売ってるけど(苦笑)、
それでも造形としてしっくり来るもんな。ふじやん犬とか。

その辺、ノウハウもあって難しいところなんだろうなぁ。