WindowsXP用のAPIをインストールして、
Windows2000上でXP専用のアプリケーションを動かしてしまう、
KDW(Known Dlls Wrapper)というソフトウェアがあるそうです。
windows2000 実験室 @wiki – KDWWindows 2000にインストールすることによって、次の機能を提供します。
別名 XP API Support Tool for Win2K
- Windows XP用のAPIを提供しアプリケーションを安定動作させる。
- Windowsのバージョンを自由にエミュレートして9x/Me/XP/Vista専用アプリの動作、インストールをサポート。
- Windows 2000 ServerのサーバーモードをOFFにして、Serverインストール不可能なアプリをインストール可能にする。(これによって、NTSwitch不要!)
- 日本語/EnglishのBilingual
これを導入すると、いつぞや嘆いていたFolderShareも動くようになるそうなので、
ちょっと利用してみます。
※ 最悪OSの再インストールとかになってもOKな人だけ自己責任でどぞ。
手順は以下の通り。
- KDWをダウンロードしてきて解凍
- 使用の前に念のためWindowsUpdate
- DLLを必要に応じてインストール
- FolderShareのインストーラをWindows2000対応にしてインストール
- FolderShareの実行ファイルをWindows2000に対応
KDWをダウンロードしてきて解凍
KDWは以下のページからダウンロードできます。windows2000 実験室 @wiki – KDW
特にレジストリなどを使っているわけではなさそうで、
解凍して配置すればインストール完了です。
使用の前に念のためWindowsUpdate
DLLなどを入れ替えるので、最新版にしておく方が良さそうです。古すぎると起動しなくなる場合もあるらしいです。
(最新版だと警告が出るのかな?)
DLLを必要に応じてインストール
DLLのインストールは、『kdllinst.exe』から行います。Kernel32からSHFOLDまでがDLLのリスト。
必要なモノをクリックして、右上のStart SetUpを押せばインストール開始。
もし、適用するプログラムが決まっていて、そこだけ対応させる場合には、
EzInstallにそのプログラムの場所を入れ、Ez nstallボタンを押すことでOK…みたいだけど、
モノによっては完全インストール(StartSetupを押す)が必要なモノもあります。
僕はとりあえず一通りインストール済み。
Shell32が上手く入らなかったんですが、2回試したら上手くいきました。
SameVersionとなっているところは、既にインストール済みと言うことです。
FolderShareのインストーラをWindows2000対応にしてインストール
ではまずインストール。参考にするのは、黒翼猫さんのこのエントリ。
黒翼猫のコンピュータ日記 2nd Edition:Windows Live FolderShare を Windows 2000で – livedoor Blog(ブログ)
『fcwin2k.exe』を開き、FILEに適用するインストーラ(この場合だとFolderShare.msi)をセット。
MSI設定の中のWin2000許可にチェックを入れて、書き換え。
で、出来たファイル(msitemp.msi)をからインストール。
無事にインストールは完了するはずです。
FolderShareの実行ファイルをWindows2000に対応
4でインストールは完了しますが、実行すると怒られるのでもう一工夫。先ほどの黒翼猫さんのエントリを読み進めると、
ショートカットをクリックすると、有効なアプリケーションじゃないと怒られるので、
fcwinで、OS Verを windows2000にして、CheckSumと実行可能にチェックを入れて、書き換え。
とあるので、『fcwin2k.exe』を起動して、FILEにインストールされたFolderShare.exeをセットし、
上記の設定をして書き換えを実行。
これで無事に起動できるようになります。
そして起動…出来た!
3で、全てのDLLをインストールする必要はないと思いますが、
DLLが足りない場合は警告が出るか、起動してもFolderShareにアクセスできない場合があります。
その場合は、1つずつ確認して入れ直してみると吉かと。
Google Chromeや、iTunes8もインストール可能(ただしiPodとの同期不可とのこと)だそうで…
しかし凄いソフトですね、これは。
DLLインストールってちょっと恐いけどね(苦笑)