僕のネットメタファーは「広場でDJしてる」。

WWWで公開することのリスクと、自分との距離感について、
ちょっと話題が出ていたようなので考えてみたのだけど…
なんとなく、あーDJとかってそういう雰囲気あると思った。


参考リンクは、以下。
(直接的にはid:rikuoさんのエントリから)

僕がイメージしたのは、こんな感じ。



上の写真は、JEFF MILLSのMIX CD/DVDなんだけど、イメージとしてはそんな感じ。
JEFF MILLSが回してるからこそみんな足を止めてるんだよ、っていう。



kanoseさんの言葉を踏まえつつ、DJと演説の違いを考えてみると。


DJって結構、お客さんの雰囲気を見てるところがあって。
自分自身が演奏してるわけじゃないからってのもあるけど、演説よりも、
お客さんの動向に合わせて、自分自身を調整することも出来る感じ。



通常はある程度広さに制限のある場所で興味ある人を集めてやるもんだけど、
それを例えば広場でやったらどうなるだろうか、っていう。
きっと、興味がある人は立ち止まるだろうし、無い人は立ち去るだろうし。
DJ側から全ての人の顔が見えるわけではないけども、
ただ全体の雰囲気としてどうかってのは見える。


DJと客とで直に言葉を交わすことはないけど、
今日の客はこんなの好きかな?とかいうコミュニケーションも成り立つ。
客側が、『コイツ下手だな』『なんだよその展開www』とかいうのと同様に、DJ陣も楽屋で、
『今日の客重いなー』『つーかあいつら分かりやすいのでしか踊らねぇな』とか言ってる。

『俺らもう何掛けても大盛り上がりですよ、あいつらバカだしw』とか言って、
調子に乗った挙げ句に自分で何してるかわからんDJもいるけど、
(実際にこういうヤツいた。知り合いではないけど)
まぁそう言うヤツはそのまま炎上したりするんだろう、きっと。


客とDJの立場は逆になることもあるし、緩やかに繋がってることもある。
お互いの感想がお互い聞こえちゃうこともあるね。




周りは、画を描いてる人や、演説をしてる人や、ビラを撒いてる人や、色んな人がいるけど、
そんな広場で僕が何をしてるかって言えば。

やっぱり、DJをしてるんだと思う。

そう言うざわつくような広場の中で、
極少数の顔なじみとたまに足を止めてくれる人たち相手に、
自分の好きな音楽をずっとロングセットで掛け続けてる。

好みが合う人とは意気投合できるし、
好みが合わない人はすぐに立ち去っていくだろうと思う。


例えネガティブなコメントを残して行かなくても、その背中を見送るのは、
DJとしてこの上なく寂しいけど、まぁでも仕方がないよねっていう。
今いる人と次に来てくれる人のために、何を掛けるか限られた時間の中で一生懸命考えて、
結局たまたま手に取った一枚を掛けてみて、それで大盛り上がりだったりして。
喜びつつも内心クビひねってるって言うw


そんなことの繰り返し。



ちなみに、このJEFF MILLSの12インチ、
店頭で見ててジャケ写のイメージだけで買いました。凄く綺麗だったんだよね。
音も好きだけど、自分のDJには合わないので一回も掛けたことないけど。

家ではたまに聴いてます。

B00013D4N6Exhibitionist
Jeff Mills
React 2004-03-09
by G-Tools



JEFF MILLSについては、もし興味がありましたらこの辺りからどうぞ。
(DVDも買って上げてね)