いわゆるウェブメールをはじめ、「Google Spreadsheet」や「Writely」など、これまでデスクトップ上で動いていたものがオンライン上で再現されてもあまり驚かなくなった今日この頃。ですが、最近MITを卒業した4人の若者が、「YouOS」というウェブOSをつくってしまったという話にはちょっとびっくり・・・というよりも、ある種の不思議な感覚にとらわれました。
何となく興味をそそられたので、試しに触ってみました。
Welcome to YouOS.
Registしなくても、Demoを選択することで、
ゲストIDが発行されるので、それで暫く遊んでみる。
(IE6とFireFoxに対応とのことだったが、Sleipnirでも普通に動いた)
Cnetニュースによると、既に多くのアプリケーションが作成されていると言うことだったが、
確かに、多くのアプリケーションが準備されているらしい。
ログイン当初インストールされているのは以下の通り。
・BittyBrowser(簡易WEBブラウザ)
・Chat(チャット)
・File Explorer(ファイラ)
・FlickRSS(Flickr対応のRSSリーダー)
・RichTextEditor(ワープロソフト)
・TubeRss(YouTube対応のRSSリーダー)
・YouBrowser(ブラウザ?)
・YouBuddy(IM)
・YouMail(メーラー)
・YouShell(シェル)
・YouSticky(メモ)
YouBrowserはよくわからないけど、それ以外は結構快適に動く。
特に、BittyBrowserはなんだか奇妙な感じ…
Sleipnirで操ってるから、『OS』が、タブの中にあるわけだが、
その中でさらにWEBブラウザが動き、
その中に他のWEBサイトが表示されていて、
なんだか、システムの入れ子のような状況…それもコレと言って不自由なく。
似たような感じは、
VPNを通して、他のPCを操作したときにも感じた。
そうだ、あれだ。
正直に言えば、PC環境は固定の方がやりやすい…
というか安心できる、と僕個人は思う。
OSがいくら走ってるように見えると言っても、
結局は、IEなり、FireFoxなりのソフトウェアをベースにしてるんで、
何かのきっかけでブラウザが落ちる≒OSが落ちるというのはなんだか不安。
とはいえ、どこにいても同じ環境で作業が出来るというのは魅力…。
技術的な現実性や、セキュリティを度外視して、
環境を持ち歩けるという利便性に関してのみ言うと、
ローカル環境と、WEB上のデスクトップ環境を同期できると一番良いんだよな。
どこでアクセスしても、同じ環境をというね。
いやーでも、純粋に、興味という点では驚愕。
例えば、閉じられたローカルネットワーク内で運用できるように、
パッケージ的にリリースされたら、
(要は、個人情報を気にせず使える環境でと言うことを言いたい)
例えば社内環境とか、つまりなんだろうな、
ネットワークそのものを横断的にGUI化できるソフトというか、
そんな感じに思えて、面白いかも。
うーむ。