「ウィニー」対策 政府が独自OS開発へ

あんまり技術どうのこうの言うの止めよう(知ったかぶりになるだけだし)
と思ってたんだけど、これ、どーよ。

 政府は28日、ファイル交換ソフト「ウィニー」を通じた情報流出が相次いでいる事態を踏まえ、コンピューターのウイルス感染、情報流出を防ぐ高度な情報管理機能を備えた次世代基本ソフト(OS)の独自開発に取り組む方針を決めた。
 「情報セキュリティー政策会議」(議長・安倍晋三官房長官)が同日まとめた実施計画「セキュア・ジャパン2006」の原案に盛り込まれた。6月上旬に正式決定する。

 ソフト開発は民間の専門家の協力を受ける「産・官・学」の態勢で取り組み、来年度から政府機関での利用を目指す。民間への開放も検討する。内閣官房情報セキュリティーセンターは「世界最高水準のセキュリティーを目指す」としている。

コデラ氏がブログで取り上げてて、
はてブでもコメント書いたけど、書き足りないのでエントリにしてみる。


OSを作るって簡単に言うけどさ……

OSって現代社会じゃ、なんつうかさ、社会システムの基盤みたいな感じでしょ。
数え切れないくらい多くの仕事は、
何かのOS上で動く何かのアプリケーションに依存してるんでさ、
その既存のOSを廃して、新しいOSを導入するってことは、
ものすごく、変化を要することだよなぁ。

ひょっとしたらそういうこと全部わかってて言ってるかもしれないんだけど、
僕ら日本人はほら、政府なんて信用してないからさ。
わかってない人が書いちゃったんじゃないか、って言う疑念は晴らせないんだよなぁ。

はてブのid:nicht-seinさんのコメントによると、
[security][政治]とりあえず件の「セキュア・ジャパン2006(案)」を見た。独自という表現じゃなくて、セキュアな次世代OSの開発とあってそれなら普通かな、と思った。
いや、そうだろうか。
そうなんだろうか。
いや、わかんない人が記事書いちゃった、という可能性もあるけど、
わかんない人が、草案書いちゃったの方が正しそうな。


自国の技術で安全を守る、ってのはわかるけど、素晴らしいけど、で、誰が使うの?
官公庁に取り入れられて、みんな慣れてないから(not性能悪いから)使いづらくて、
民間で取り入れるところなんか無くて、忘れられるんじゃ…
→ 税金の無駄遣い。

税金勿体ないからって、民間に押しつけるのも違うしなぁ。
仮に入れたとして、サポートは誰がしてくれんのよ。
オープンソースで作って、サポートも草の根?

てか、セキュリティ不安はOSのせいなのかなぁ。
もっとやるべきことあるよなぁ。
社会的に解釈しても、
経済的に解釈しても、
技術的に解釈しても、
わかんない人が書いちゃった、以外のなにものでもないんだけど、
日本政府は恥ずかしくないのかなぁ。

僕は、もの凄く恥ずかしいんだけど。
日本人として。

やんなっちゃうなぁ。

しかもそんなのの議長やってる人が次の総理大臣かもしれないんだろ?

もう、ほんとやんなっちゃうなぁ。
ほんとに、終わりかもしれんね。
日本は。


せめてほんとにセキュアなOS作ってください。
シェア取れなかったけど、アレは仕様としては素晴らしかったよね、
っつーような。

なんだかなぁ。
情けない話だなぁ。