New Century Party

2001.01.20.14:00-21.19:00

みんなで買い出しに出掛ける、イズミヤを5人で奔走、
結局ふくらむ買い物袋と、時間とお金、
帰ってきてキッチンに入る女の子達、
働く場所もなくて、手持ちぶさたな僕、
冬の土曜日、緩やかな午後の陽射し、
6人がけのテーブルに僕は1人で座って、
ボーっとしたり、ワクワクしたり、ソワソワしたり、
誰かが向かいのイスに座る、
『ビールでも飲もうか…』
と僕が言う、
働いてる女の子達に聞こえないように、
『ゴメンね』と言って笑って栓を抜く、
互いにサーブしながら、
包丁の音と、柔らかいキッチンからの光を肴に、
多分、この世で最高から何番目かの、
ビールを飲む。

この後ずーっと続く楽しい時間を含めても、
この時間帯がやっぱり一番好きだ。
一生懸命準備しながら、
いや本当はしないでビールを飲んでいるんだけど、
ずっと、このままでいい、と思っている。

宴の後も似ているが、寂寥感と喪失感がある、
この時間にはない、何も失っていないし、希望も揃っている。

この瞬間に慣れてしまいたくはない、
でも、
またこの瞬間ってのは、来るよね?
また…いつか…近いうちに、

多分。