友達。
人並みに、6・3・3、12年間学生をやってきた(大学生は…ちょっと除くのよ)んだけど、振り返ってみて、友達多い方だっけかな?と思うと…うーん…どうだろう?
『あんまり友達はいなかった』っていう結論を導き出そうと思って考えてたけど、いや、意外とそうでもなかった。小学校の時はみんな仲良かったし、今でも会ったりメールのやりとりしたりするし、附属だから、中学も小学校とほとんど同じメンバーだし…。高1の時は、仲良かった奴等と離れちゃったけど、同じ高校ではあったし、それに新しい友達もいっぱいいたなぁ…考えてみると…忘れてるだけで。
ただ、1つだけ言えることは、僕はマイペースな人間だったから(いまでもそうだけど)、それに、悩みはヒトに相談するよりも、自分の中で考えてた方が楽しいタチの人間だったから(いまでもそうだけど(^-^;)、何か相談して…ということはなかった。小学校の時はあったんだけど、その友達と、ちょっとしたことで(でも僕はすごく傷ついた)喧嘩して話さなくなって以来、友達に何でも話すような人間じゃなくなってた。だから、学校で話をしたり、たまにどこかへ遊びに行ったりはするけど、つまり要するに、『友達』だった。
名古屋で1年浪人して、京都に来た。
浪人時代は楽しかった。寮で一緒に暮らしていたし、同じ高校から、5人くらい来てたから、ほとんど強制的に(笑)仲良くなってた。ほんとは、20時以降は自分の部屋から出ちゃダメなんだけど、そんなのばれないし、友達の部屋で(その部屋だけはじっこでデカかったから、なんだけど)夜遅くまで、話をしてたこともあった。
京都。
周りは知らない人ばかり。今、初めてあった、ヒト、ばかり。知らない人といきなり仲良くなれる性格じゃない僕は(表面上はともかく)、当然のように、別にクラスの友達なんてどうでもいいと思ってた。入学して最初の頃は仲良かった奴もいたけどね。でも、何を思ったか、馬術部に入部してしまった僕に、クラスとの接点があるはずもなく。
でも。
馬術部で知り合った人は、先輩にしろ、後輩にしろ、同回生にしろ、『仲間』だったし、それは友達よりも大きかったと思う。いや…いまだに、十分大きいと思う、生活は全く変わってしまっているけど、たまには会うし、それに、普通の友達とはどこか違う。大抵のことなら、相談できるような気がするし…
馬術部で、自分も、変わったような気がする。
んー友達か…考えるのは面倒だけど、
いないと困るし、いたら嬉しい…んだよね…。
友達との出会いって、恋人に似てるよね。
(2000.11.19)