Flickrが買収されてた

SmugMugのFlickr買収は、写真共有サービスの終わりか新しい始まりか | Lifehacking.jp

オンライン写真共有サービスのくさ分けであり、いまや昔話といっていいWeb2.0的なサービスの代表格だったFlickrが、SmugMugに買収されたというニュースが入ってきました。SmugMugにも特設サイトができています。



先月のニュースなんですが、Flickrが買収されるという話が出ていました。今まではアメリカのYahoo!
が持っていたんですが、それがFlickrと同じサービスを展開する「SmugMug」へ。Yahoo!の放置さ加減がすごかったので、少しは改善されるんだろうかという思いもわずかにありつつ、しかし僕がFlickrのヘヴィユーザーだったのも過去の話、2015年2月にProライセンスを止めて以降、ほとんど惰性で写真を追加していただけで、コミュニティ的な意味でもアーカイブ的な意味でもほぼ、使っていませんでした。先の記事にあるとおり、コミュニティ的な意味ではInstagramが圧倒的に便利だし、アーカイブ的な意味ではGoogleフォトがこれまた圧倒的に便利で、Flickrの居場所がなくなってしまったんですよね。

なんでFlickrから出て行ったかと言えば、単純にサービスが不便だったから。アップロードに失敗することなんて日常茶飯事、サイトが動かない、アップローダが重くて固まる、スマホ用アプリがない(日本向けには)。日付やタグを指定して絞り込む、検索する機能も昔は良かったけれど、Googleフォトの日付選択機能・被写体自体を検索できる機能や、Instagramのタグに比べれば一覧性に欠けるとか、重いとか、今はもう使いづらいとしか。

どれだけ手軽に動画を撮れるようになっても、写真という文化がなくなることはどうやらなさそうだし、写真とSNSがある限り、それを軸にしたコミュニティも無くなることはないと思うけれど、既にメジャーなSNSが十分な機能を有している現状で、写真コミュニティのためだけに新しくSNSを使うというのはまあ無いですよね。現実問題。Flickrの今後がどうなっていくのか、「SmugMug」に吸収されてしまうのか、よくわかりませんが、どうなってしまったとしても今の僕にはあんまり関係ないかなあ……という感じです。全盛期には、海外のカメラ好きユーザーを繋げるための最高のツールだったんですけどね。今もうほんとそれ、Instagramでやってるからなあ。


FlickrがWebサービスとして、大きな赤字が出ない程度の規模で、安らかな余生を過ごせるといいなと思っています。


思うことと言えばそれくらいですかねえ。