Business Media 誠:長寿なのに肥満が多い沖縄県民……理由は? (1/2)

長寿県として有名な沖縄、一方で“肥満県”!? 厚生労働省の国民健康・栄養調査の5年分(平成18~22年)の分析から地域の「健康格差」が明らかになった。ただ、若い世代の食生活の乱れは全国共通の課題のようだ。


「長寿県として有名な沖縄」というフレーズが、沖縄各地で見かけた「肥満対策」的な呼びかけと合致しなかったので少し資料を見てみましたが……沖縄って長寿県じゃ全然無いのですね。いまや。


男性の平均寿命は全国平均以下

女性の平均寿命が全国1位であるのに対して男性の平均寿命は25位。数字で見ても全国平均以下です。

平均寿命:女性 [ 2005年第一位 沖縄県 ]|新・都道府県別統計とランキングで見る県民性 [とどラン]
平均寿命:男性 [ 2005年第一位 長野県 ]|新・都道府県別統計とランキングで見る県民性 [とどラン]

まぁ考えてみれば当然の帰結ですね。こんなに肥満度が高い地域なんですから。記事で上げられている厚生労働省の資料をそのまま反映している数字だと思います。

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厚労省の分析によると、男性の肥満者(20~69歳、BMI=25以上)の割合が45.2%(全国平均31.1%)の同県。脂質エネルギーの摂取比率の目安(成人)は20~25%だが、沖縄では3人に2人がこの基準を超え、30%超が4割近い。




年代別の平均余命はどうなっているのか?

『平均寿命』は0歳時の『平均余命』であったわけですが、平均余命には年代別の数字もあり、厚生労働省の都道府県別生命表に記載されています。

生命表(都道府県別生命表)(業務・加工統計)|厚生労働省

その概況によると、沖縄県の平均余命と全国順位はこうなっています。

厚生労働省:平成17年 都道府県別生命表の概況

0歳 20歳 40歳 65歳 75歳
男性 78.64(25) 59.18(26) 40.22(20) 19.16(1) 12.22(1)
女性 86.88(1) 67.23(1) 47.72(1) 24.86(1) 16.53(1)

女性は全ての年代で全国1位となっていてさすが長寿県、今後も安泰だと思わせる結果ですが、男性の方は年代による差がとても大きい。具体的には65歳、75歳が全国1位である一方で、40歳では平均レベル。20歳では平均以下です。平均余命はあくまで推定であり期待値でしかありませんが、仮にこの水準が続くのであれば、近い将来沖縄県の男性は全国に比べて短命ということになっているかもしれません。



理由は?

肥満になる理由なんて食生活以外にはあり得ないですよね。

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同県健康増進課は「脂肪分を取り過ぎるのは以前から認識しているが、正確な理由は分からない」。考えられるのは、(1)気温が高く食材が傷みやすいため、油で揚げる調理が多い(2)煮物、蒸し物といった料理が家庭で一般的でない(3)米国の食文化がいち早く流入した――ことなどがあるという。


僕ら観光客は出来るだけ沖縄らしいものを好み、沖縄の伝統料理を食べます。沖縄の料理はどれも美味いし、野菜中心でとてもヘルシーなのですけど、上で書かれているとおり揚げ物が多い。そして現代の沖縄料理は沖縄の伝統料理に比べると肉が多い。豚肉しかり、スパムしかり。旧来の沖縄料理が現代の沖縄人の口に合うようアレンジされている印象です。街に溢れるファーストフード、ステーキハウスを見ればその「現代の沖縄人の口」が想像できます。しかも飲む機会が多い沖縄人。

正直『理由はわからない』とか言ってる場合じゃ無いですよね。食い過ぎてるんですよ。



以上、肥満県でなおかつ長寿県だということであればそれはとても不思議だったんですが、実際にはそうじゃないんですよねというお話でした。沖縄料理自体はとてもヘルシーなんですけどねぇ…沖縄料理が好きな自分としては、観光客が食べてるような素朴な沖縄料理に回帰していけば良いだけじゃないのと思ったりするんですが、まぁそう簡単にはいかないのでしょうねぇ…