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齋藤 智裕

ポプラ社 2010-12-15
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話題の本。

「読んでみる?」と回ってきたので読んでみました。
感想は...「うん、まあ、面白いと思います」。
全体の筆致がイマイチでテンポが余り良くなく、物語の印象を損ねていてもったいないなぁとは思うけれども、
筋立てとしては面白いかなと。発端から展開、オチまで比較的サクサク読めました。
そうですねぇ、砂糖菓子のようなほどよい軽さ。舌にのせるとわずかな甘味と共にすっと溶ける感じ。


個人的な違和感としては、
  1. 主人公が41歳の割におっさん過ぎる
  2. ヒロインが20歳の割に幼すぎる
  3. 超高度文明的な医療技術の設定がSFとしてもちょっと弱い
主人公が50歳、ヒロインが15歳で、医療技術は普通で変わることはないという設定にしておいたら、
もう少しリアリティがあったかもしれませんね。


これが直木賞とか言われたらアレだけど、イチ出版社の新人賞なのだからと思えば納得できないこともないかな。
発想力はあるけど技術はありません、という新人の将来を期待してとか。
ポプラ社に応募する新人のレベルってこんなもんなんでしょう。
所詮ポプラ社ですからレベルが低いんだと思いますし、将来作家を目指しているひとにとっては
狙い目な出版社かも知れませんね。来年から応募数が増えそうです。良かったですね。



大ヒット小説ですので、周りに購入された方もたくさんいらっしゃると思います。
図書館にも入ると思いますし、興味を持たれたら借りて読んでみるのも良いのではないでしょうか。
買う気にはなれませんが、そこそこは楽しめると思います。