『憂鬱』に引き続いて、読んでみた。
『涼宮ハルヒシリーズ』の第2巻。

涼宮ハルヒの溜息 (角川スニーカー文庫)涼宮ハルヒの溜息 (角川スニーカー文庫)
谷川 流 いとう のいぢ


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えーと、アニメを基準にして言うと、
第1話『朝比奈ミクルの冒険 Episode00』のメイキング、って感じかな。
自主制作映画が出来るまでを淡々と描いているだけなので、
正直、確かにたるみがち。
映像がない、映画の描写ってのはキツイね。

なんかもう、伏線を張るためだけに存在してるような1冊っぽいので、
1冊の中での何か劇的な展開とかは全くないけど、
あーアレってこの辺がアレで、こうなってたんだ、みたいなのがたくさん。
まー楽しめましたか?と言われれば、はい、楽しめましたと答えるかなー
3日くらいに分けて読んだけど。


んで、読んだ結果というか、まぁなんというか、思ったことは、

このシリーズって、つまり、
“涼宮ハルヒ”と言う少女の片想いの物語だよね、とか。

恋愛だけじゃなくて、周囲の社会に対してもそうだし。

スタジアムに野球の試合を見に行って、
そこにいた人の多さに圧倒されて、自分の小ささを感じて、
自分や自分の周りは特別なんだ、と言う感情が、思いこみだったと気付いた…
と言うエピソードが、『憂鬱』の中に出てくるけど、
その辺の、注目されたい、という感情、それも、やっぱり、
全てを普遍的なものとして処理しがちな社会に対する片想いなのかも、とか。

『溜息』に関して言えば、本作中で繰り返し繰り返し語られるのは、
ハルヒ側から見たキョンが、非常に特別な1人で、
およそ恋愛感情のようなものを持って見ているのに対し、
キョン側から見たハルヒは迷惑きわまりなく、出来れば、他の誰かと交代したい、
自分はハルヒに何の思い入れもない、ということ。

んが、映画制作が壁にぶち当たって、仕方なく元気づける場面…で、
こっそりハルヒが髪を部室でポニーテールにしてたりとか、
(キョンがポニーテール好きだ、というエピソードがある)
面と向かうと正直になれない片想い的な何かというか。


まーその辺が、子供っぽいストーリーという印象の元ではあるけども、
僕ら大人は学校生活から卒業して随分経っちゃってるわけだし、
対して、子供にとってはそれが全てだったりするし、
そこんとこをリアルに共感できるのは、子供か、子供っぽいか、憧れなんだけど、
まぁそれでも、小説としては(ないしは漫画的な展開としては)十分にありで、
面白いとも言えるかなーとか。


まぁなんかよくわかんないけど。

自分は、オタクじゃないとか、
子供っぽくないとか言いたいような、
言い訳っぽい感情が交ざっててよくわからん感想ではあるけれども、
だからといって下らない、とは思わなかったなー

んじゃ、引き続き第3巻、『退屈』を読んでみましょー。

こっちは、アニメ化もされてるので、
もうちょっと分かりやすいかな?