[sleipnir] 2.46 Release

先日のブラウザが落ちまくる件が、Sleipnirのせいではないとわかったので、

NOBODY:PLACE – MUTTER: やっぱり、WindowsUpdateの問題だった件。
タブブラウザ Sleipnir よくある質問 – Fenrir User Community: Sleipnir が頻繁に不正終了する

8/24にリリースされた最新版、
Sleipnir ver.2.46をインストールしてみた。

2.46の主な新機能は以下の通り。
[2.45 から追加された主な新機能]
- 制限ユーザーが書き込み権限が無いフォルダにインストールされた場合にも、正しく動
 作するようにした。初回起動を管理者権限で行ない、データの保存先を ApplicationDa
 ta に設定してください。(修正を入れる前の Sleipnir で、管理者権限のユーザーが
 SmartInstaller でプラグインをインストールした場合、制限ユーザーで Sleipnir が
 起動しなくなります。 制限ユーザーからそれらのファイルの権限を変更することが不
 可能な為、仕様とさせていただきます。 上書きインストールで、制限ユーザーで利用
 する場合、 一旦、インストールしたプラグインを削除する必要があります。修正後の
 Sleipnir で インストールした場合は、問題は発生しません。)
- 標準ツールバーのツールチップで、日本語、英語が混在していたものを、全て日本語で
 表示できるようにした。(resources\languages\default\japanese\actions.ini に記
 載しているテキストを元に表示します。)
- 検索バーのカスタム検索ボタンでツールチップを実装した。
- ページ検索バーでツールチップを実装した。
- エクスプローラバータブでツールチップを実装した。
- アドレスバーの移動ボタンでツールチップを実装した。

リリースノート (Sleipnir 2.45 正式版 → Sleipnir 2.46 正式版)


僕自身は、ほぼ自分だけしか使わないPC上で運用しているので、
あんまり大きな機能変更ではないんだけど、
いくつか不具合も解消されているようなので、一応。


ところで、Graniがリリースされたときに、
“Grani meets Design”というコンセプトが提示されていて
そうなんだ、Graniは、シンプル機能かつデザイン重視のモデルになっていくんだ、
えーでもじゃあさ、Sleipnirはデザイン軽視?
なんてことを思ったのだけど、
“社長ブログ”をよくよく読んでみると、
Fenrir & Co. は Software meets Design を行います
とあって、デザインを考えていくのはGraniだけじゃないんだ、と。

Sleipnir2.46リリースに関連したエントリでは、
以下のように書かれています。
Sleipnir meets Design が開始?
しかし Sleipnir がデザインに出会うのはもうすこし先のようです。

プログラムのいろんな部分を変更しますので、まだまだ時間がかかります。
申し訳ございません。

なるほどね、でも設計としてはそれくらい大きな路線変更だったんだろうな。
『もう、その路線に切っていくなら、イチから作り直した方が早いよ!』
『でも既存のユーザが…』
みたいな葛藤があったのかも。


どんなデザインになっていくかはよく分かりませんが、
そうだなぁ、基本的にはスキンを採用している以上、
・スキンでいじれる箇所を増やしていく
・スキンの作成を簡便にする
・スキンの数を増やす
てな感じになるんだろうなぁ、と思う。

よく、海外の音楽再生アプリとかで、
やたらと奇抜なスキンとか見掛けたりするけど、
(例えば、Cool Player。昔使ってた。)
まぁデザインの善し悪しはともかく、それくらい柔軟なことができるようになると、
職人魂にも火が付くってもんだろうなぁ、と。
なかなかさ、ソフトウェアを開発している人たち(企業だけじゃなくてね)が、
スキンも自前でたくさん取りそろえる…ってのは、現実的じゃないし、
もし、何らかの統合ソフトウェアで簡単にスキンが作れるようになって、
しかも、それを簡単に配布できるようになったら、
『デザインをする』ということとの距離をSleipnirが縮めることになるだろうし、
『デザインの多様性』ということで貢献できるんじゃないかと。


…とまぁ、好き勝手に書くのは簡単なんだけど、
スキン開発の統合環境の開発なんて、まぁ難しいし、
(人月で考えたら、採算とれるか分からないのに莫大な費用が…)
スキン開発を簡便に、っていうのも大変だろうし、
なかなか上手くはいかないだろうなぁ。

でも逆に、それが上手くいけば、
Windowsアプリケーションとして、一歩進む…ていうか、
さっきのCool Player見りゃわかるけど、
昔は出来てたんだよ、アプリケーションがもっとシンプルだった時代、
マニアックだった時代、
でも、いつの頃からか、初心者が入りやすいようにするには画一的なUI、
そんな思想が広まって(WEBサービスでもそうだよな)、
今みたいな、『作業場』みたいなデザインのアプリケーション、
ばっかりになっちゃったような。

だから、一歩進むって言うか、そこに戻る、かもしれないなぁと。
もちろん、もっと革新的な形、つまり、
多様性を認めるUIでありながら、初心者にも受け入れられやすいUIみたいな。


さて、どんなデザインに出会っていくんだろー