モバイルなニュースが活発化してますね。

auとドコモは熾烈な戦いを繰り広げてるし、
ボーダフォンはこのままだとゆっくり死ぬだけだし(ツーカーの運命)
MNPも2006年度の第2四半期末(ちょうど来年の今頃)と言われてるし
いろいろ、それぞれの思惑で動き出してますね。

僕の率直な感想として、3Gってもっと快適だと思ってました。
例えば、何かファイルをいダウンロードするときとか、時間が掛かりますよね。
ああいうのが、もっと一瞬で出来るようになるのかと。
4Mbpsくらい出てね。

でも実際のところ、確かに速くなったかもしれないけどそれよりも、
重い物を運べるようになっただけで速度据え置き、って感じだし、
まだまだ、電波の入りに不安もあるし。
結局、bluetoothとか、注目の技術って、
携帯の今までの働きじゃない部分の、いわばオプション的な部分で、
『なんだか思ってたより良くなってない』のを、
必死で誤魔化してる感があって、どーも胡散臭い。
もちろんね、新しい技術に対するあこがれはあるのよ、そうなんだけど、
だからといって、携帯電話としては、
称賛に値するところまでは行ってない。
(スマートフォンとしては別問題)


そう言う意味で、
実際的なサービスに関する動きは、ちょっと嬉しい。


ITmedia +D モバイル:ボーダフォン、他キャリアに絵文字メールを送れる機能
ボーダフォンは9月28日、3G携帯のMMS(マルチメディアメッセージングサービス)に「絵文字自動変換機能」を11月1日から追加すると発表した。特別な手順など不要で、ボーダフォンから他キャリアに絵文字入りメールを送信できるようになる。

へー便利。
出来たら変換表も載せたかったけど、長い上にPDFだったんで断念。
でも、一般的な絵文字はかなり変換される様子。
便利になる…かな?
ちなみに手続きなどは全く不要。
これだよなー、昔のJフォンのノリ。

絵文字変換機能一覧(PDF)

で、そんなボーダフォンなわけだけど、
auはそんなサービスとっくにしてたりして。
(あんまり精度高くない印象があるけど)

ただ、有料だった。
そこへ、無料のコースを付け加えるらしい。


ITmedia +D モバイル:auの絵文字変換サービス「絵文字め?る」に無料プラン
KDDIは11月1日から、au携帯から他キャリアに絵文字メールを送信した際にも絵文字を表示可能にするサービス「絵文字め?る」(4月25日の記事参照)をリニューアルし、新たに無料で利用できるコースを用意すると発表した。

「絵文字め?る」は、サーバを介することでキャリアごとに仕様が異なる絵文字を変換し、正しく表示させるサービス。従来は月額105円が必要だった。

無料の方は有料より、機能が増えてて、
『HTML対応のPCユーザーへも絵文字付きメールを送信できる』など。
そうなっていくのね。


さらにはそのauは、ツーカーを吸収するわけだけど、
一旦会社がなくなる(電話番号が変わる)んじゃー何の意味もない。
ドコモに逃げたりするだろうし。
丸抱えにするから旨みがあるんで。
(まぁ既にそれほど多くないし、そんなに旨みもないけどな)

そういうわけで、

ITmedia +D モバイル:ツーカーからauへの機種変更 11日から可能に
KDDIは9月29日、ツーカー携帯電話からau携帯電話への乗り換え優遇策を発表した(9月13日の記事参照)。10月11日から受け付けを開始する。

プリペイド携帯電話を除くツーカー携帯電話のユーザーが対象。東名阪のツーカーショップおよびauショップ・PiPitで手続きが行え、30分程度で処理が完了する。ツーカーショップもau端末の在庫を持っており、契約が可能だ。処理上はツーカーを解約しauに新規契約という形になり、新規契約事務手数料として2835円が必要となる。またau端末の販売価格も特に補助は行わず、「新規加入と同等水準」(KDDI)となる。

ということになるわけです。
昔は、ezwebも使いにくくて最悪だったのにねぇ。
今や関係ないね。
そういう意味では、恐るべし、3G。


最後に、再びボーダフォン。
日本人(もちろんおいらも)にはあんまり理解できない
グローバルなんちゃらで失敗して
その失地回復にいろいろ大変なわけだが
やっぱり、グローバルにも軸足置いてるのね。

ITmedia +D モバイル:ボーダフォン、グローバルSMS「送信料3円」キャンペーン
ボーダフォンは10月1日から11月30日までの2カ月間、「グローバルSMSキャンペーン」を実施する。

 ボーダフォンの3G端末利用者を対象に、通常1通100円のグローバルSMSの利用料金を、国内のSMS料金と同じ1通3円に値下げして提供するもの。日本から海外に送信されたグローバルSMSが対象となり、すべての料金プランに適用される。利用金額の上限はなく、期間中何通でも利用可能だ。送受信は最大140バイトまで、受信料は無料。

 利用の際に特別な申し込みは不要。メッセージはメールの宛先に「+」「国番号」「相手先電話番号」の順に入力して送信する。

このサービスで、そんなに多くの人が便利に思うのかしら。
所詮ニッチじゃないの?
ニッチだけで生き残れるなら、イリジウムも潰れたりしないって。
(最近復活したけどね)


ドコモも、HSDPA(3.5G)を2006年早々にリリースすると言ってるし、
(これが出ると、冒頭に触れたようなことが出来るようになるかもしれない)
全く負けちゃいない。
auが派手で忘れがちだけど、
依然としてドコモは圧倒的シェアを誇っているわけで。


さー、もっと頑張っていろんなサービス出してくれよ。
期待してますぜ。

追記
香港ではもっと激しいらしい…

アジアなケータイの毎日: ケータイ買うと、1年間回線無料 [ITmedia +D Blog]
香港のケータイ各キャリアの競争は大変熾烈で、年中値下げ合戦を行っています。とはいえ基本料金が下がれば下がるほど各キャリアの収益が減ってしまいますから、基本料料金はそのままで、利用できる無料通話分がどんどん増えています。今年だけでも無料通話分は倍近くになりました。

そんな中、某キャリアが面白いキャンペーンを開始しました。「ケータイ本体を買うと1年間電話回線無料進呈」というものです。キャリアショップでケータイを定価で買うと、毎月無料通話350分の回線が1年間もらえるのです

ガ━━ΣΣ(゚Д゚;)━━ン

いや、絶対、契約更新しないって…
新しく契約するって…
プリペイド感覚だって…

でもそれをやらざるを得ないほど競争が熾烈だ、と。
俺なんか、毎月350分も無料通話あったら(日本だと…14000円分くらいかな)
十分すぎるもんなぁ。

恐るべし。