【ドル円】この1ヶ月間の値動き(執筆時点で111円47銭)

ドル円(2016/03/21) 一気に円高になってから1ヶ月。割と落ち着いた感じで112円から114円くらいまでを行き来していましたが、3/17に1年5ヶ月ぶりの円高(110円65銭)となり、今日は111円台。全体的にはじりじりと円高に向かっているような気がします。

ドル111円半ば、実需筋の買いで小幅高 | ロイター

朝方111.40円台だったドルは、仲値公示の通過後に110.83円まで下落した。日経平均株価が下げ幅を拡大したことが背景で、市場からは「株安と円高がリンクしてスパイラル的に下がっている部分もある」(国内金融機関)との声が出ていた。 きょうは実質的に商業決済が集中しやすい五・十日で、実需筋の売買もそれなりに観測された。仲値まで下値を支えていた輸入企業のドル買い/円売りが一巡したことも下落の一因となったという。 米連邦公開市場委員会(FOMC)で米国の年内利上げ見通しが4回から2回に減ったことが意識され、ドル売りの流れが強まりやすいという。「売られ過ぎ感はあるが、目線が下方向に向いているのでチキンレース的についていかざるを得ない」(同)との声が出ていた。

コラム:事実上の米金融緩和が示す「2つの問題」=鈴木敏之氏 | ロイター

米国のコアインフレ率に上昇の兆しが見える。失業率は4.9%まで低下。経験則で言えば、景気の過熱を懸念しなければならないところだ。それでも15―16日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)は、金融緩和を行ったに等しい結果となった。 つまり、世界経済と金融情勢は引き続きリスクであるという判断を残し、次回の4月26―27日のFOMCでの利上げの可能性を小さくしたのである。

そうなのね。 景気が良くなってきたと言ったり、落ち込みそうなので早めに手を打つとしてみたり、アメリカの金融政策も忙しいね。先進国の国家運営というのはそういうものかも知れないけれど。派手な好景気も不景気もないけれど、手をこまねいているとじんわり死んでいくので常に何か手を打って、レベルを維持しないといけない的な。で、細かい数値に神経過敏になるのよね。政府も市場も。そういうもんなんでしょうけど。手元の数値が小さくても、将来目線では大きくぶれる可能性があるわけだし、その将来に対して投資を行っているわけだし。 こういう投資というか運用というか、している人は凄いなあと思います。僕には見えてないことたくさん見えてるんだろうなあ。

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【ドル円】 大変だ……いつの間にこんな円高に!(執筆時点で112円65銭)

ドル円(2016/02/11) この記事を書くのもなんと3ヶ月ぶり。日銀のマイナス金利からこっち、円高になっていってるなあと気付いてはいたのですが、忙しかったのと、徐々に変化していったので書くタイミングを逃しちゃってたのとで見てるだけでした。でもさすがにここまで円高になるとグラフでも乗せておこうかということで。 グラフ見るとわかるとおり、2月の頭には120円台だったんですね。その前の1ヶ月の間はジリジリと円高で、116円から120円くらいの間で上がり下がりがあるのかなあと言う感じだったのが、ここに来て。何があったんでしょう。

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【ドル円】 米経済好調でひさびさの大きな値動き(執筆時点で1ドル123円19銭) 【定点観測】

usdjpy_20151108.png 10月中旬に118円台になったこともありましたが、おおむね120円から121円で安定していたドル円。このところの経済指標などの影響でまた少しずつ円安が進んできています。8月末に中国経済後退からの株安で急騰したのが、2ヶ月半掛けて吸収されましたみたいな感じかな。 【ドル円】 円急騰で1ドル118円台(執筆時点で1ドル118円79銭) 【定点観測】 | mutter 今回のドル高(円安)はアメリカの雇用統計の影響。

NY外為市場=ドル高進み123円台前半、米雇用統計受け | Reuters

6日のニューヨーク外為市場は、ドルが円に対して2カ月半ぶり、対ユーロで6カ月 半ぶり、対スイスフランで7カ月ぶりの高値をつけた。10月の米雇用統計で、雇用の伸 びが市場予想を大きく上回ったことを受け、午後になってもドルが買われ続けた。 ドル/円 は一時、8月21日以来の高値となる123.26円を記録。直近で 1.2%高の123.19円。今週は2.1%上昇、週間では昨年12月以来の高い伸び を示した。 (中略) 10月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が27万1000人増と、2カ月続いた 低い伸びから一転、急増した。市場予想の18万人増を大きく上回った。 市場では予想外に堅調と受け止められ、連邦準備理事会(FRB)が12月、利上げ に踏み切る公算が強まった。

前回が中国、今回がアメリカと言うことで、良いか悪いかは別にして、世界は今この2国のパワーバランスの上に成り立っているのだなあと実感せざるをえません。かつてソ連に対してそうであったように、日本もどちらに付くか明確にしなくてはならない日が来るんだろうなあ。まあ現状「中国」って言う選択肢は、政治的にはないと思いますけれども、ソ連と違って中国は「仲良い友達と一緒に引きこもる」というようなことはしなさそうなので、関係性はごちゃごちゃになりそうですね。めんどくせー そして引用した記事にもありますが、アメリカが年内にも利上げということはそこでまたさらに円安が進むわけですね。金利差が広がれば、金利が高い方に資金は流れるわけなので。どこまで行っちゃうんですかねー

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【ドル円】 ごく普通に121円台に戻る(執筆時点で1ドル121円13銭) 【定点観測】

usdjpy_20150828.png 束の間の118円台、すぐに121円台に戻りました。しばらく安定していたので値動きをきっかけに処理した人が多かったのと、でもやっぱりよくよく考えるとすぐにどうこうって言う情勢ではないよなということとかなあと思ったけど、これを読むとむしろ値が戻ったのはただの反発で、状況によってはさらにドル安が進むことも考えられるってことらしい。一服程度?

〔マーケットアイ〕外為:ドル121円前半でもみあい、株価堅調でも買い上がる材料欠き | Reuters

ドル121.14円付近。日経平均株価が堅調に推移しており、ドル/円も仲値公示を挟んで一時121.32円までじりじり上昇した。200日移動平均線の通る120.70円付近がレジスタンスと意識されてきたが、前日にこれを上抜けており、底堅さが意識されてきている。ただ、ドルはその後ややや弱含んで推移している。 これまでの上昇は「下げ過ぎの巻き戻しであって、自律反発の範囲内。中国株も1日しか上昇しておらず懸念が残る中では、上値を追いにくい」(国内金融機関)と、この先も買い上がっていくほどの材料には乏しいとの声もある。 目先では、前日の高値121.40円や、まとまった売り注文が観測される121.50円で頭が押さえられそうだとの見方が聞かれた。

中国経済はかなり危ういけど、それでも7%程度の経済成長を続けているのは事実なので、長いスパンではダメになる可能性はあっても、もうしばらくは大丈夫なんじゃないのと思うんですけどね。これがマイナス成長になったって言うなら大問題ですが。というのを、黒田さんの会見読んで思いました。詳しいことはわかんないですけど。

黒田日銀総裁 「中国は成長維持できる」 NHKニュース

アメリカを訪問している日銀の黒田総裁は26日、ニューヨークで講演しました。この中で黒田総裁は世界的に株安が連鎖する発端となった中国経済の現状について、「上海市場で株価が急落するなど市場の混乱はあったが、中国政府には政策対応を取る余地がある。長期的には、経済は減速するがことしと来年にかけては6%から7%の高い経済成長を維持できるだろう」と述べました。

ただなー。「高い成長を続ける唯一の経済大国」という側面から、過剰に期待されてる面はあると思うんですよね。その期待込みの「理想」が「現実」に置き換わる瞬間に、株価暴落とかそういうことが起きることはあるかなあと。勝手に期待され、それが崩れたっていって勝手に暴落し、それが引き金となって経済本体が減速ってなったらなんかこう、モヤッとしたもんがありますけどね。経済本体はただそこにあっただけなのになあという感じの。

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